89本目 オール・ユー・ニード・イズ・キル/Edge of Tomorrow

2014年
監督:ダグ・リーマン
主演:トム・クルーズ
評価:★★★

目覚めるとそこは軍の拠点。
突如駆り出された戦場に現れるのは、宇宙からの侵略者が送ってきたマシーン。
まともに武器を動かすことができない彼は、呆気なく死んでしまう。

殺される最後のシーン。
次に目が醒めると、軍の拠点に再び居る。

殺されても、また同じ場所で目覚め、また殺されてはまた目覚める。
延々と繰り返される死と目覚め。
このループを終わらせるには、一体どうすればいいのか。



SF侵略アクションに追加されるタイムループ

宇宙からの侵略者を撃退する映画は古今東西沢山あるが、なんと日本原作のライトノベルを実写化したもの。
それがいきなりハリウッド実写映画になるというのだから凄いことである。

アクション性、映像の美しさはもちろんのこと、死んではリセットされる”ループ性”が作品の面白さを深くしている。

終盤に魅せるヤマ

「主人公がどんどん強くなっていくなら、最終的にはちゃんと勝てるんでしょう?」
と思う方もいらっしゃるでしょう。
鳴海もそう思っていた一人なんですが、後半からどんどん窮地へ追い込まれる状況が、次々と主人公を襲う。

単にループさせてアクションを魅せるだけではなく、ハラハラさせる流れも盛り込み、観ている人を飽きさせない。

ループものというのはどうしても同じシーン、同じ台詞を使わざるを得ないので、いかに観ている人を飽きさせないようにするか、というのも1つのポイント。

これ以上語るとネタバレになるため、興味ある人は是非観てください。




「死ぬのよ。  --リタ」

#鳴海の一人でキネマ
#オール・ユー・ニード・イズ・キル