124本目 20世紀少年 ~最終章 ぼくらの旗~

2009年
監督:堤幸彦
主演:唐沢寿明
評価:★★

コンビニを経営するさえない主人公。
突然訪れる地球滅亡計画を、昔からの仲間と共に阻止するべく立ち上がる。
そこから15年後。

ついに、地球滅亡を企む人物の正体がわかる。

※鳴海は原作未読です。



原作とは異なるエンディング

こちらについては未読のため比較はできませんが、とりあえず納得はできるものでした。
あれだけバラバラと散らばっていた内容を収束できた、というのは最低限のラインを引けたんだな、とは。

いかんせんストーリーも長い上にキャラクターも多いので、散り散りになったまま終わってしまう作品もあったりするわけで、そう考えたらきっちりと〆れたうえに、映画版のエンディングという新しい形で終わらせることができたのは凄いことではないか。

が、薄い。

このシリーズ全てに言えるのだが、どうにもピンポイントで起きた出来事の印象しか残らない。
今作で言えばエンディングがまさにそれ。
三部作もかけた終わりが拍子抜けだったら、それはそれで怒りのままにここに綴っていただろう。

とまぁ、一周しただけでもう観ることはないんだろうな、と思いつつの閉幕です。
残念ながら、原作の良さについてはこちらのブログでは語ることができないため、割愛となる。

鳴海が伝えられるのは、原作未読の人間がシリーズを一周して得た感想、である。



「”ともだち”の気持ちなんてわかりゃしない」

#鳴海の一人でキネマ
#20世紀少年