118本目 ラスト・アクション・ヒーロー/Last Action Hero

1993年
監督:ジョン・マクティアナン
主演:アーノルド・シュワルツェネッガー
評価:★★★★★

映画好きな少年、ダニーが通い詰める映画館。
そこの館長から、不思議な映画のチケットを貰う。

半信半疑でチケットを使ったダニー。
劇場でいつも通りポップコーンを食べながら見ていると……。





映画好きのための映画

とは言え、アーノルド・シュワルツェネッガーのアクションが好きじゃないっていう人には勿論勧められない。
ここはあくまで鳴海の主観ですが、最高に大好きな映画の一つです。

これを初めて見たのは幼少の頃、テレビで見ていたのを今でも覚えています。

小さな子供ながらも、映画の中に入り込んで好きなキャラクターと一緒に事件に挑む、なんていうストーリーは憧れたものです。

映画に入り込んだダニーは、映画の約束事を知っているので危機をあれこれと乗り切っていきます。
悪役であるベネディクトがチケットを奪ってからはさぁ大変。
この展開がまたいいんですよ。
映画の悪役が、別の映画の悪役を次々と呼んでいく。
実際にはそんな展開を見せてはくれませんでしたが、もしダニー達が止めなければフレディやらジェイソンやらがこの世に出てきてしまっていたことでしょう。

映画から飛び出てきたキャラクターが、実際に演じている俳優と対面する、なんていうユーモア溢れるシーンも。

アクションとしては、これまた80年台後半から沢山登場した筋肉が解決してくれるものばかりですが、痛快で見ていて楽しい。
スタイリッシュだけがアクションではないんですね。

この映画を観ると、小学生の頃を思い出す。

そんな、鳴海の思い出補正がかかりまくっている映画です。

嬉しいカメオ出演

映画の世界に入り込む、ということで、警察署に訪れたダニーはあれこれと有名なキャラクターを目撃します。

その中で一番嬉しいのはやっぱりターミネーター2のT-1000型。
映画の格好そのままでさっと通り過ぎるだけですが、表情もまさにそのままなので最高ですよね。本当に一瞬だけですけど。

氷の微笑のシャロン・ストーンも出てたりと、探せば探すほど色んなキャラクターが登場しています。
それを探すのもまた、この映画の楽しいところです。



「アイルビーバック。こういうとは思わなかっただろう?  --ジャック」

#鳴海の一人でキネマ
#ラスト・アクション・ヒーロー