127本目 アウトブレイク/Outbreak

1995年
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
主演:ダスティン・ホフマン
評価:★★★

アフリカより密輸されたサルが、アメリカへ到着した。
動物ショップへ送られたサルだが、お店を中心とした出血熱が突如発生し始める。

感染はすぐに広まり、致死率は100%。

このまま感染が広まると、人類滅亡へと繋がってしまう……。



現実にも起こり得る恐怖

インフルエンザを代表とした、感染率の高い病気というのは昨今でも流行するものとなっている。

この作品は映画だが、病気の流行というのはいつどこで始まるかわからない。

未知のウイルスが流行した場合の被害というのは想像を絶するものである。
それを表現したのが今作である。

ホラー映画とは違った恐怖。
特に、身近に感じられる”バイオハザード”は、観ているだけでぞっとするシーンが沢山。

あの猿マジ……。

ご都合主義になるところはあるが

実際にここまでのウイルス災害が起きた時、48時間以内に宿主を見つけ出し、ワクチンの生成を行うことは不可能だろう。
その手の話に詳しくはないが、おそらく無理でしょう。それもその地域一体の人たちにワクチンの配布するというのだから途方もない話だ。

それを言ってしまっては映画にならないといういつもの話ではあるが、そういうご都合主義もまた、物語を綺麗に完結させるには必要だということ。

ウイルスが街に蔓延して大変なことになりました。
そのせいで人が沢山死んでしまい、感染は世界に広まりました。終わり。

これではあまりにも悲しいだけの話である。サスペンスとしてのまとまりも無くなる。

なので、これを観て「こんな早くワクチン作れないでしょーw」と思った人は、そこを抑えておいていただきたい。

物語というのは、往々にしてそういうものである。



「48時間で……。」

#鳴海の一人でキネマ
#アウトブレイク