106本目 アパートメント/L'appartement

1995年
監督:ジル・ミモーニ
主演:ヴァンサン・カッセル
評価:★★

とある日、2年前に姿を消したかつての恋人の姿を見る。
彼女が居ると思われるアパートに向かっていくが、そこに居たのは同名の別人女性であった。

複雑な時間軸が交差し、驚愕のエンディングへと向かっていくミステリ。




お前のせいじゃん(憤怒

ヒロインよりも主人公に怒るタイプの作品、ありますよね?
映画に限らず小説でもアニメでもドラマでもあると思うんですけど、この作品はそういう系統です。

なので、そういう主人公が嫌いな人にはオススメできません。

でも、モニカ・ベルッチが好きな人は観てもいいと思います。

時系列があちこち

サスペンスを楽しむにはいい手法であるけれど、あまりにもあちこち飛びすぎるとわかりにくくなるのもまた、時系列をあれこれ見せる手法のデメリット。

今作ではそれが顕著で、少々混乱する部分も見受けられる。
無論、それは必要な部分であり、エンディングへ向かうためには必要なことであるが、どうにも見にくいと思う人も出て来るだろう。

逆に、時系列を整理できる人は非常に楽しめる要素ではある。

だが、最後にはこう思う。



”お前”が悪い。


「君は……?」

#鳴海の一人でキネマ
#アパートメント