137本目 呪怨 オリジナルビデオ版2
映画レビュー/概要
2000年監督:清水崇
主演:柳ユーレイ
評価:★★★★
家に入った瞬間呪いの連鎖が始まる。
呪怨シリーズ第二作目。
Jホラーの頂点に立つことが許されたシリーズ。恐怖は更に加速していく。
ビデオ版2作目
前作と直接繋がっている今作。繋がっているどころか、1作目と同じシーンが入っている。
序盤少しだけ使用されているならばともかく、同じシーンがあまりにも多いのは残念である。
確かに、観たことが無い人にとっては知っておいた方がいい所ではあるが、それにしたって半分近く1作目と同じというのはただの焼きまわしではないか。
という文句を言いつつも怖がっていることに違いはない。
全てを呪う”最恐”を見せつける
1作目の恐怖がここで頂点に達する。階段から降りてくる伽椰子はトラウマ確定であったが、増殖し続ける伽椰子。
次元湾曲。
神も仏も無と化す呪怨。
ビデオ版の中で屈指に恐ろしいと思ったのが、1作目にも出ていた霊感のある女性が実家に帰宅することになる。
精神がほぼ崩壊した状態であったが、そこで母親までが狂乱し始める。
父はそれを観て驚くが、更に恐ろしいものを目の当たりにする。
後ずさりしながら部屋の背景が写りこむが、先程平和な描写であったシーンとの差異がとんでもない。
和風の家だと、仏壇があって、ご先祖様の写真が上に何枚も飾られている、というところが多いだろう。
仏壇があり、ご先祖様が守ってくれそうな場所なのにもかかわらず、容赦なく襲い掛かってくる伽椰子。
更にとんでもないのは、そのご先祖様の写真が全て伽椰子に変わっているのである。
思わず「うわぁ……」と声を出してしまったほどである。
手当たり次第どころではない。
本当に、何者をも呪い殺してしまう。
それが、伽椰子であり、この『呪怨』の怖さである。
「あはははは!!!笑った笑った!!!!!!」
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