映画レビュー/概要

168本目 着信アリ2
2005年
監督:塚本連平
主演:ミムラ
評価:★★

前作から約1年後。
自分を助けた山下弘を殺害した中村由美は精神鑑定の結果、不起訴になり精神科に措置入院させられた。しかし彼女は本宮勇作(石橋蓮司)を殺害後失踪し、今は行方知れず……。
携帯電話を通じた死亡事件は続いていたが、口の中から赤黒い飴玉が出てこなかったり、代わりに胃の中から台湾産の微量の石炭が発見されたりと、事件の内容が徐々に変化していた。


続編あるある

前作が面白いと、二作目を面白くするのが困難である、という話はこのブログ内のシリーズものでよくする話。
今作も例に漏れず、一作目より人気が無くなってしまった。

ただ、ストーリーに膨らみを持たせようとするあたりは非常に好感が持てる。
・場所を台湾に移し、新たな事件が起こる。
・ルールが前作と違う。
・前作との結びつきが強い。

これらは2作目を象徴するものであるが、逆にこれをマイナスと見る人も多い。
そもそも日本から台湾に舞台を移す必要は無いんじゃないかとか。

でも、同じことをしていても面白みが無いので、こういった試みはむしろ前進的であると思うのだが。

でも評価はちょっと低めにしてしまう

展開を新たにしたからと言って、必ずしもそれが全体的なプラスになるかは別である。

・明らかにCGよろしくな殺され方が多い。
・最後が単純に苦い終わり方。
・続編への布石ばかりで終わる。

など、怖がろうにもあまり怖くないシーンも多くなっていたりと、残念に思うところも目立つ。

なんか、勿体無い。



「あの事件はまだ終わっちゃいない。」

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