126本目 ミスター・タスク/Tusk

2014年
監督:ケヴィン・スミス
主演:マイケル・パークス
評価:★

セイウチと人間の融合をもくろむ狂人によって、セイウチへと変えられてしまった人間の悲運を描く。




とんでもねぇ狂気

何をどう考えたら人をセイウチにしよう、なんていう発想になるのか。
その狂気が登場人物を襲う。

事故や取材で訪れた先の怪しげな老人が何をするかってのは、まさに映画史で語られているとおり。
監禁されるか魔改造されるかの二択なんです。あ、殺されるという三択目がありましたね。

とにかく、いいことはまず起きない。恋人や家族には会えないし、友人と連絡を取ることもできない。
こうなる前に、家から逃げるのが吉。

でもそうしたら映画にならないから逃げられないんですけどね。

悲惨なエンディング

外国の人はともかく、鳴海が観たらブラックユーモアがブラックを超えすぎていて、エンディングとスタッフロールのコメンタリーはドン引き。

笑えねぇよ!!!!

ここらへんが難しいところですよね。普段から話をしている時のジョークも同じです。
相手が面白いかどうか、という線引きはあくまで受け取り手次第。

やってる本人が面白いと思っても、相手はそう思ってないなんてことはしばしば。

このオチもまさにそれと同じ。

鳴海は笑えませんでした……。



「君はセイウチになるんだ」

#鳴海の一人でキネマ
#ミスター・タスク