92本目 シビル・ウォー キャプテン・アメリカ/Captain America: Civil War

2016年
監督:アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
主演:クリス・エヴァンス、ロバート・ダウニー・Jr
評価:★★★★

常人を超えた能力を持つヒーロー達で構成された”アベンジャーズ”。
その力ゆえ、危険を示唆する国がいくつも存在した。
国連の管理下に置く”ソコヴィア協定”に同意することを迫られる。

だが、それに反対するメンバーも。

この一件をめぐり、ヒーロー達はバラバラになってしまう。
正義のためにと戦うヒーロー。だがその間には、隠れた”悪”が存在した。

友情が、友情を引き裂く。



楽しさに隠れた青い気持ち

ヒーロー映画は基本的にアクションを楽しめればオッケー。
悪役を退治し、スカっとする戦いが見れれば最低限満足できる。

後は個人的な好み次第。
正直、好きなキャラクターが居るかどうかで大いに左右される。

マーベル・シネマティック・ユニバースの第13作目となるこの『シビル・ウォー』は、なんと様々なヒーロー達が一同に介する、アベンジャーズ2.5くらいの位置づけとなる。
これも、この先登場する『インフィニティウォー』のためのもの。

先述の通り、ヒーローが戦ってくれれば楽しい。それがスーパーヒーロー映画。
だが、この作品を観ていると実に悲しくなる。

戦うことになった原因、そして好きなキャラ同士が戦わなければ無くなる。
悪を悪と呼ぶにも胸元に何かが引っかかる。

それはおそらく、悲しみか、切なさか、寂しさか。


大きな力が大きな事件を呼び起こす

作中で登場する”ヴィジョン”というヒーローですが、彼は因果律に纏わる話を多少していましたね。
ヒーローが出て来ることによって、さらなる力を呼び寄せてしまうという話ですが、まさにその通り。
2008年の『アイアンマン』以降、様々な悪役(※場合によってはもちろんその限りではないですけど)が登場することになるわけです。

そして今回現れた悪は、ヒーローによるとある事件がきっかけで……。

悪だけじゃありません。正義だって同様に現れるわけです。悪が居れば正義も居るってことです。

予告で出て来るからもう言っちゃいますけど、なんと今作からMCUにスパイダーマンが参戦!
『インフィニティウォー』にも登場するっていうんだから、テンション上がりっぱなしですよ!!!

今後のシリーズを大きく左右する今作。

この作品を観るには前12作品を観るという非常に長い旅路にはなりますが、好きなキャラクターが居るなら是非とも鑑賞あれ。




「どこ出身だ?  --スティーブ・ロジャース」

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