107本目 アイデンティティー/Identity

2003年
監督:ジェームズ・マンゴールド
主演:ジョン・キューザック
評価:★★★★

大雨によってモーテルに足止めとなった11人の男女。
そこで突然起きた殺人事件。

一人、また一人と殺されていく中で不可解な事実が……。

※ウィキを観ないこと推奨!!!





わかりやすくも濃く終わる展開

序盤でいつものモーテル殺人事件風な展開。
大雨のせいで出られない。
モーテルに居る。
殺人を犯した囚人と警察がたまたまそこに居なければならなくなる。

事件が起きる要素しかねぇ。

だが、そこに不穏な流れが組み込まれる。

ついに起きた殺人事件。

いつもなら、そのモーテルで真犯人が見つかりエンディングとなる。
この作品はそう安々とは終わってくれない。

途中から、「流石にこれはわかるだろwww」と思う人も出て来るだろう。鳴海もその一人だ。あまりにも不可解な展開に、オチが読めてしまう。

だがそこで、既に罠にハマっていた。

そのオチに「やられた!」と思う

サスペンス作品で、エンディングが綺麗に終わるもの。後味悪く終わるもの。双方あるだろう。
後味が悪いからと言って作品自体の評価を落とす気にはならないが、できればスッキリ終わってくれた方が嬉しい。

この作品、”作品”としてスッキリ終わらせてくれるので非常に好感が持てた。
実際また観てもいいと思えるリピート性も備えているし、気だるくなる展開はまったく無い。

つまりは、ウィキも予告も見ずに本編を見ましょう



「俺は殺してない!!」

#鳴海の一人でキネマ
#アイデンティティー