映画レビュー/概要

179本目 REC/レック
2007年
監督:ジャウマ・バラゲロ、パコ・プラサ
主演:マヌエラ・ベラスコ
評価:★★★★

消防士の密着取材のために現場へ訪れたレポーターが、その建物内で起きた事件に巻き込まれる。

何が起こっても、撮り続ける……。

※ネタバレを含みます。鑑賞後に御覧ください。


極上のPOVホラー

スペイン発のPOVホラーだが、これまた非常に楽しめる。
走るゾンビ、POVのドッキリ、暗闇の緊張感、隔離される恐怖、感染の謎。

B級映画のホラーでバラバラになりがちな要素だが、それらが一つにうまく凝縮されたのが今作である。

100円で借りて残念なホラーを観るくらいだったら、RECを見た方がいいという名言もあるくらいである(※鳴海が勝手に言ってるだけ)。

よくあるゾンビものではなく

POVでのゾンビ映画という時点で中々珍しい。
そこに、感染源が悪魔である、というこれまた珍しい要素が追加される。

それまでは、ドーン・オブ・ザ・デッドよろしくな走るゾンビだが、アパートという普段我々が目にするような舞台で隔離される演出が、現実味を帯びさせる。

単純なゾンビアウトブレイクならば、ゾンビから逃げて終わりなのだが、この映画はそれだけでは終わらせてくれない。
最後の最後まで恐怖が詰めっつめである。

それがまた、続編へと続いていくのだが……。




「何が起きても全部撮るのよ!  --アンヘラ」

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