108本目 パルス/Pulse

2006年
監督:ジム・ソンゼロ
主演:クリスティン・ベル
評価:★★

パソコンで奇妙なサイトを見て以来、次々と失踪、死亡事故が起こるようになる。
その原因を探っているうちに、恐るべき世界を目の当たりにする。

邦画『回路』のハリウッドリメイク版。

あっ(察し





ハリウッドリメイク版ホラーといえば

よく浮かぶのは『リング』や『呪怨』のハリウッド版リメイク。
『着信アリ』もリメイクされていたが、正直、一番良かったのは『リング』くらいなもんで、ついでいいと思えるのは『呪怨』くらい。

つまり、それ以外のリメイクは大体コケているのだ。

今作は鳴海がまた観たことのない『回路』のリメイクであるが、おそらく日本版とほとんど変わらないんだろうなぁと思いつつ鑑賞していた。

失踪を遂げる人物が居て、それに巻き込まれていく主人公。
そこで目の当たりにするおぞましい物体。

あー、いつもの。

古典的なスタイルでありながらも、こうしたホラー作品は今や世に出回りすぎている。
パソコン世界から通じる”あちらの世界”という発想も、SNS関連のホラーが増えていることからもあまり新鮮味を感じる要素は特に無い。
当時はインパクトがあったのかもしれないが、デジタル世界とホラー世界というのはどうにもかけ合わせたところでホラー要素の向上に繋がっていない気がする。

その証明として、今作を観てみればわかる。

これといって有名なキャラが出るわけでもなしに

白い不気味な奴はうじゃうじゃ出てくるけれども、驚いた!ビックリした!怖い!と思う要素はあまり無かった。

確かに不気味なシーンは存在するが、ホラーとしての楽しみはそこまで無い。
『ワン・ミス・コール』との既視感を持ったくらいである。

まぁそんなわけで、『回路』を観てから興味本位で気になった人は観てみると良いのではないだろうか、くらいです。



「コンピュータの中に”奴ら”が居るんだ。  --ジョシュ」

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