130本目 呪怨 ~終わりの始まり~

2014年
監督:落合正幸
主演:佐々木希
評価:★★

呪いの家に入った者たちが呪われる、『呪怨』シリーズのリブート。
伽椰子、俊雄はそのままだが、設定、家の内部など相違点は多い。




呪怨だけど呪怨じゃない

呪怨と言えば、人にトラウマを植え付けるレベル(※鳴海はもれなくトラウマになりました)。
一番怖いホラー映画として認知される程であり、救いようのない展開が続くことでも有名。関わったら必ず呪われる。

その怖さは、世界にも知れ渡った。

今作は、シリーズのリブートという位置づけであり、前作までの呪怨とはストーリー的に繋がっていない。
演者の人も設定も一新されており、和風の家が洋風の家になったりと、過去作品が好きな人からすると、変えなくてもいいでしょそこっていう点が多く目立つ結果となった。

怖いのは怖いけど

俊雄の年齢がちょっと高め?なため、怖がろうにも怖がれない。
伽椰子よりもよっぽど出てくる上、過去作のオマージュ的シーンもすり替えられているため、違うこれじゃない感が非常に漂う。

心機一転しようとした結果ではあると思うが、過去の怖さを新たにしようとしたところで、二番煎じにしかならないのは明白である。
その証明となる作品でもあるため、呪怨が好きだという人は、観て審査していただきたい。

もし呪怨シリーズを観たことがないということであれば、ビデオ版呪怨の一作目からの観賞をオススメする。



「助けて……。  --生野結衣」

#鳴海の一人でキネマ
#呪怨