映画レビュー/概要

100本目 GODZILLA(2014)
2014年
監督:ギャレス・エドワーズ
主演:アーロン・テイラー=ジョンソン
評価:★★★★

2004年より制作されていなかったゴジラ映画がハリウッドにて復活!!

世界が終わる、ゴジラが目覚める。

目次
・アメリカ版ゴジラ第一作!
・賛否両論な点に敢えて触れるならば
・お帰り




アメリカ版ゴジラ第一作!

「ん?」って思った人は何か別の何かを思い出したかもしれませんね。

いや、誤魔化すのはやめましょう。
第一作と銘打ったのはシナリオ上、という意味です。
1998の悲劇をスルーしようとしたわけじゃありません。

あのでかいイグアナのお話はまた別の機会に。

今回お話するのは、2014年に登場したアメリカ版怪獣王。
今までのゴジラは破壊神のイメージが非常に強いのですが、このゴジラはヒーロー感溢れる描かれ方をしています。まさにアメリカらしい造形美。

その勇姿を待っていた!と言わんばかりの称賛ですが、気になるところは結構あります。

賛否両論な点に敢えて触れるならば

題名が”ゴジラ”なのに、ほとんどのシナリオはMUTOと呼ばれる新怪獣にスポットが当てられている。
ゴジラの登場時間は約10分程。
これに怒る人たちも非常に多い。

怪獣王の姿はテレビ越しであったり、扉が閉まる直前まで引っ張っては別のカットへ移ってしまう。
焦らさなくていいからもっと暴れてるところを見せてよ!!!
と思う怒りは当然ですよね。

確かに公開当日に観た鳴海も、「引きの絵とか要らんから!もっと!!もっとゴジラを!!!」ってなってたのは違いありません。
だが、咆哮を聞けばどうでもよくなります。
あの怪獣王がスクリーンに帰ってきたことが嬉しすぎて、他のことは些細な問題でしかないのです。

お帰り

ファイナルウォーズ以降途絶えていたゴジラを映画の世界に再び戻したという価値は計り知れません。
後にシン・ゴジラや劇場版アニメ三部作、そしてシンギュラポイントと多くの日本製ゴジラも戻ってきましたし、ゴジラvsコングという最高のマッチもこの映画のお陰です。

この映画単体として評するならば、もっとゴジラに焦点を当てるべきだったと思いますし、ハリウッド映画お得意の恋愛的家族的描写も減らして良かったのではないかとは。

ですが、もういいんですよ。ハワイの例のシーンで痺れ、98年ゴジラではできなかった放射火炎の下り。あれこれ議論しても、最終的に来る言葉はこれに尽きる。


お帰りゴジラ。





「奴の名は、ゴジラ。  --芹沢博士」

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