映画レビュー/概要

104本目 デビルマン
2004年
監督:那須博之
主演:伊崎央登
評価:本当に申し訳ない

ついに、ついにこの時が来てしまった。
この映画の話をするのは、あくまで”観たことの無い人が観ないように守るため”である。

本当ならこの映画について語ることすら時間の無駄であり、両親にマッサージしたり、ボランティアとして街のゴミ拾いに行った方が有意義である。

ただ、敢えて言おう。
鳴海は皆さんに、大切な人生のうちの2時間を無駄にしてほしくないのである。
無駄にするどころか、後悔と怒りを抱えて生きていくのをやめてほしいからだ。

いつもこの行では、シナリオのあらすじ説明を行いますが、あまりしないでおきます。
記載することで、原作ファンの人を不快にさせてしまう可能性しかないのでやめさせていただきます。

ただ、調べてみたくなってしまう人が居るかもしれないので、ここでちょっとだけ記載しておきます。が、あくまで、皆さんの貴重な2時間と鑑賞後の後悔する心から守るためであり、「観てほしい!」という気持ちはミジンコ程もないので安心していただきたい。

私はこの映画を一生のうち、いや、来世でも来来世でも観ることは無いでしょう。その先も、未来永劫。

筋書きは以下の通り。

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あらすじ

デーモンっぽい何かが現れる世界で、演劇という言葉を頭の辞書から消去してしまった一人の男子学生がデーモン化してしまう。
でもそれは悪魔っぽい力か何かで、その力は世界を救う鍵になるのかどうなのか云々。
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以上。

とにかく、この映画について詮索することはしなくていい。
どこがどうダメなのか?
観たことが無ければ批判のしようも無いじゃないか!
と思われる方も居るだろう。

いや、駄目だ。そんなことをするならば、コンビニのバイトを”無償”でやった方がマシである。

ちなみに鳴海は、”一度も早送りにすることなくしっかりスタッフロールまで全て観た”上で話をしている。
決して、面白半分で批判を続けようと思っているわけではない。

それでは、ようやく本題に入るとしよう。




Youtube ムービーチャンネルより

何からツッコミを入れていいのか?全てである

キャスティング、演技、ストーリー……。

何をどう取ってもツッコミしか生まれない。
演技は学芸会。原作無視の原作ファンを怒らせるためだけのストーリー。
興収は10億も制作をつぎ込んでおきながらわずか5億程
本当の意味で笑えない。

この映画が存在する限り、何か創作した時点でその作品の方が尊いことは間違いないと思います。
この世界における希望になり得るということです。
ある意味、映画という作品における底辺を見せつけてくれたことだけは、今作における評価ポイントかもしれない。

あ、あともう1つあった。
ポスターと、アニメ描写を織り交ぜたシーンだけは評価できる。

会話できない人たちによる演劇会

ヒロインが「私は魔女!!」

10秒後

「私……魔女じゃない……」

はぁ!?!?!?(怒り)

など、台詞を聞いていても怒らせる気なのか、笑わせる気でいるのかよくわからないことが多い。

「ハッピーバースデー、デビルマン(棒読み)」
や、
「デーモンじゃないよ、デビルマンだよ(棒読み)」
と、基本演技力はお察しである。

そして無駄にキャスティングされる小林幸子やKONISHIKI。
シリアスに描きたいのか、コメディとして見せたいのかがもはや皆目検討もつかない。

どうしてここまでお金をはたいて制作しようと思った映画で自由奔放にできるのかが謎である。
伏線も脈略も無く進んでいく展開。
そして、最高潮に盛り上がるはずのシリアスシーンで「あー、あー、あー!!!(棒読み)」
と叫ぶ主人公。

ああぁ!?!?!?(怒りゲージMAX)




はい、もういいですね。
”映画”をそろそろ観たくなってきたのでやめます。

あくまで上述は個人の感想であって、観た人の総評ではありません。

例えこの映画を面白いと思う人が一人でも居るというなら、それはその人の感想なので何も言えません。

ただ、鳴海は言います。

絶対に観ないで。

それだけが、私の望みです。





「あー、俺デーモンになっちゃったよーーー。  --不動明」

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