映画レビュー/概要

177本目 X-MEN フューチャー&パスト/X-Men: Days of Future Past
2014年
監督:ブライアン・シンガー
主演:ヒュー・ジャックマン
評価:★★★★

近未来。センチネルと呼ばれるロボットの軍隊が、ミュータントと彼らに協力する人間たちを次々と殺していた。
他人の精神のみを過去の自身に送り返すことが出来るキティ・プライドの能力によって、センチネルが制作される前の過去へ遡る計画を立てる。
この計画が成功しなければ、人類もミュータントも全て滅んでしまう……。

過去と未来、並行して進む破滅へのカウントダウン。
全ては、一人の男に託された。

※ネタバレを含む記事となりますので、鑑賞後にお読み下さい。


デイズ・オブ・フューチャー・パスト

アメリカの原作では、キティ自身が過去に戻っていたはずだが、こちらの映画はウルヴァリンの精神を過去へと送り込む。
その方が楽しいし、みんな大好きヒュー・ジャックマンのウルヴィーですからね。映画会社もそっちにしようって思うわけですよ。

過去と未来が交錯するSFは非常に多いですが、ヒーローものでこれをやってくれるとは思わなかったので、鳴海としては非常に嬉しい。
それも大好きなX-MENでやるっていうんだから、予告からしてテンション上がりっぱなしでしたからね。

ただでさえ落ち込み状態が続くシリーズだったので、ここでまた盛り上がって欲しい。
そう思った時に出てきたのがこの映画である。

OPからテンションが上がりまくり。
2作目の時から使われているXメンのテーマ曲が最高にかっこいい。
今作だとそれがまた更に映える。よきかな。

ディシジョン?知らない作品ですね。

過去の描写、未来の描写、そのどちらも楽しめるのがいいところ。
タイムトラベルもので楽しいのは、現代ではなく過去の建物や文化に触れられること。
未来は未来で、ディストピアなSF描写。

どちらの世界でもミュータントが存在しており、それぞれ戦いを繰り広げる。
面白いったらありゃしない。

ウルヴァリンの功績によって、ファイナルディシジョンなぞという作品の物語は歴史から消えたわけです。
このブログでは残ってますけど……。

両方のシリーズから集結し、終結する

最初のX-MEN三部作、そして過去編(ファースト・ジェネレーション)。
双方からのキャストが一同に介するということで、ストーリーもそれぞれの派生となっている。
時間軸が非常にややこしいが、それを楽しいと思って見るのはやはり鳴海だから?

ファースト・ジェネレーション編の方は新たな道を歩み出し、三部作の方はみんな生存する未来に書き換わる。
きもちよーく終了するのでいいですよね。
この手の映画がごちゃごちゃして更に苦い終わり方だと印象最悪ですから。

それじゃリアリティが無い!って人はドキュメンタリー映画しか楽しめないと思うんすよね……。

正義のヒーローが正義・大義のために戦って成功する。
現実じゃ中々できないことを、彼らだからこそできてしまう。
その姿を見るのが、ヒーロー映画の醍醐味なんですよ。

という結論で締めます。



要するに、この映画最高やん



「アンタに言われてここに来たんだ。  --ウルヴァリン」

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