映画レビュー/概要

149本目 シャークトパスVSプテラクーダ/SHARKTOPUS VS. PTERACUDA
2014年
監督:ケヴィン・オニール
主演:ロバート・キャラダイン
評価:★★

アメリカ海軍が極秘で実験を行い誕生させたサメとタコの融合体、シャークトパス。
更に作られたプテラノドンとバラクーダの融合体である、プテラクーダの戦いを描く。

2体のモンスターが、人間を巻き込み壮絶な戦いを行う!



メガ・シャークシリーズよりよっぽど面白い

VSということで、シャークトパスと同じように作られたプテラクーダと対戦。
前作のフラグを回収し、シャークトパスが生存していた!!
という流れ。

だが、前作のような傍若無人に暴れるモンスターというよりは、可愛らしいペットに近しい存在になっている。
ほら、あれだ。
ターミネーターは一作目で敵だったけど、二作目では味方、みたいな。

その流れがあるからか(?)、今作はエンタメ性もあって面白い。
B級なのでCG云々はさておき、普通に楽しめる。


ただ、リピート性は無いと思う。

明らかに狙った台詞

アメリカで大人気(ごく一部地域)であるシャークトパス。
彼(or彼女)が今回は可愛らしいというのがグッズ化に拍車をかけているが、B級映画を観賞し続けている鳴海の心を掴んで話さない台詞がある。

「イケメンは死なない!」という、予告編でも紹介されている台詞だ。
モンスターパニックものにおいて、主人公格、もしくはイケメンというのは大体死ぬことが無く、美女とちょめちょめして最後にキスで〆る。

王道であるこの台詞を敢えて利用し、呆気なく殺してしまうあたりがモンスター映画を理解しつつコメディとして活かす監督の采配ぶりがたまらない。

という話をしても、その筋の人にしか理解されないもので、ハリウッドや日本の本当に有名な作品ばかりを見ている人には、「何を言っているんだこいつは」という白い目で見られるんだろうな、という気持ちになるばかりである。

B級はB級の楽しみ方がある。

映画というのは、楽しむためにあるのだから、こういう視点を持って観るのも、映画観賞の心得だと鳴海は思っている。

ただし『ジュラシック・シャーク』。テメェは駄目だ。




「イケメンは死なない!」

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