映画レビュー/概要

287本目 世界侵略: ロサンゼルス決戦/Battle: Los Angeles
2011年
監督:ジョナサン・リーベスマン
主演:アーロン・エッカート
評価:★★★★

地球に飛来した謎の生命体が、世界各地で攻撃を仕掛けた。
アメリカ、ロサンゼルスもまた例外ではなく、戦場と化してしまう。

退役目前であったマイケル・ナンツニも戦いに身を投じることになり、地獄となったロスで宇宙人と交戦することになる。



宇宙戦争のスケールを越えるレベル

トム・クルーズ主演の『宇宙戦争』では、テトラポットによる人類襲撃の様子が描かれていました。

今作では、本格的に軍と宇宙人の戦いが観られます。それも二時間。
壮絶な破壊は『インデペンデンス・デイ』でいいんですけど、銃の撃ち合いが観られるっていうのは希少かもしれません。

こういうSFものは、POVで揺れ揺れのカメラ視点で酔わせながら、ちょっとずつしか宇宙人を出さないんですけど、ガッツリ出ます。

アクションゲームでもやっているんじゃないかと思うくらい出ます。
こんなに出たがりな宇宙人も中々珍しいですね。
これくらい出てくれた方が、焦れったさも無くていいんですけど。

子供の頃夢見たような展開

小さい頃に映画を観ると、大人と大人が会話しているシーンが余計だと思いませんでした?

鳴海の場合、『ゴジラ』のように大人があれこれ言っているシーンはよくわからないながら、とりあえず観ていました。
でも本音を言うと、ゴジラが街を破壊し尽くすか、怪獣同士のバトルをずっと観ている方が楽しいだろうな~なんて考えたり。

この映画ではその要望を大いに応えてくれるという、まるで夢のような2時間。

戦争映画ベースでお送りする、宇宙人との対決をたっぷりと見せてくれます。
近代的な武器を持つのは宇宙人側。
人間は既存の銃を使って、宇宙人を倒しに行く。

物語の面白さをベースに映画を観る人にとっては退屈かもしれませんが、日常のストレスから開放され、壮大な戦いを観て癒やされたいという鳴海寄りな人にはかなりオススメ。



テンプレも健在

宇宙人と戦う時に忘れちゃいけないのは、母船を倒すと勝利できるという条件。

毎度毎度この展開が行われ、観ていると「こんな都合よく勝てないだろー」なんて思っちゃいますよね。鳴海もそう思います。

折角遠路遥々蒼い地球を目指して来たのに、母船(※もしくはそれに準ずるもの)を破壊されただけで兵士の機能が停止するなんて構造で戦いを仕掛けに来るエイリアンさん達の作戦は甘い。

人類よりも発達した文明を持っていながら、SF慣れした賢しい我々に対して驚くような侵略方法をもっと考えていただきたいものです。

そんなことは関係なく、今回も人類は知恵と勇気を駆使して宇宙人を攻略していくわけです。
ロサンゼルスでの激闘を、是非ご自宅で。





「それでも、人類は戦い続けるのか。」

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