映画レビュー/概要

290本目 英国王のスピーチ/The King's Speech
2010年
監督:トム・フーパー
主演:コリン・ファース
評価:★★★★

イギリス王ジョージ6世は、吃音症に悩んでいた。
スピーチをしても、上手くしゃべることのできない自分を嘆いていたが、言語療法士と出会ったことによって、運命ががらりと変わっていく。



シネマトゥデイ公式チャンネルより

史実を基にした英国王物語

吃音症とは、言葉が円滑に話せない疾病、または障害である。(※Wiki調べ)

つまり、スピーチをしようとしたって、言葉を話せないので、大衆はぽかんとしたままになるわけです。

その病気に実際なった王子が、ジョージ6世。
この映画は、史実を基にした物語となっており、所々映画用にうまいこと脚本を組んでいると思いますが、そのドラマはアクションやSFが無くても鳴海を思う存分に楽しませてくれました。

コリン・ファースと初めて出会った映画

本物と出会えればそれが一番嬉しいんですが、初めて対面したのはこの映画で、です。

キングスマン』の印象が非常に強いんですが、キャリアで言えばこの映画で賞を取ったのが非常に大きいように思えます。

元々彼は舞台俳優としてスタートしているらしく、長年映画と舞台俳優、どちらも務めていたそうです。

吃音症という独特な演技を要求される場合も、エージェントとして紳士に振る舞う彼も、どちらも好きです。
男から観て羨ましいと思える男性です。

いいなぁ、コリン・ファース。



史実を知っているともっと面白いかも?

今作に限らずですが、映画で史実を基にしている作品は、その歴史を知っていた方が面白いと思います。
例えば、日本で言えば戦国時代の武将のことをテーマにした作品があるのなら、その人物がどのような生い立ちだったか、どのような戦に参加していたのかを知って居たほうが、作品のフィクションと史実の部分を分別して楽しめるんじゃないでしょうか。

この映画は特にそういった歴史の真実を知らずに鑑賞しましたが、難なく楽しむことができました。
知識が無くても楽しめる、というのもまた非常に大事で、先述のように知っていれば更に楽しいのも大事ですが、これは映画。

知らずに楽しめる、ということも非常に大切です。

つまりはこの映画、何も知らずしてポップコーン食べながらコーラ飲んで観てもいいので、皆さん是非観て下さい。





「私が申し……ぃ……。  --ジョージ6世」

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