映画レビュー/概要

286本目 インベージョン/The Invasion
2007年
監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
主演:ニコール・キッドマン
評価:★★★

原因不明の事故により、スペースシャトルが墜落。
シャトルの破片に付着していたウイルスによって人々が豹変。

人間らしさを失った”何か”になってしまう。
人類はこのまま、”何か”によって絶滅してしまうのか……。



四度目のリメイク

四度もリメイクされるなんて、どれだけ好かれているんでしょうね『盗まれた街』は。
流石に四度もリメイクされたら、中身もそう変わらないだろうって思ったら、案の定、やっぱりあまり変わらなかったですね。

言うて『盗まれた街』ですからね。
どれだけひどく改悪しようとしたって、最低限は楽しめるはず。

今作は最低限の楽しさをしっかり提供してくれていましたので、無難に楽しんだ2時間って感じでした。

今回は生物といってもミクロ

いつも宇宙生物に寄生されるタイプなんですが、今回はウイルスタイプ。
変則的ではありますけど、特徴はいつもどおり。

エイリアンに侵食されるか、ウイルスに侵食されるかっていうだけのお話です。

とは言え、サスペンス風味かつウイルスに対する対策を求めつつ自身の子どものために頑張る母という構図があるので、SF苦手系な方でもまだ観やすい方ではあると思うんですよね。

ニコール・キッドマンがそれを手助けしていると思いますので、そういった点もプラスではあるかと。



一番残念なのは

定番ってどんな映画にでもあると思います。
ゴジラは火を吐くし、アベンジャーズは悪を倒す。いや、倒しきれない時があっても最後にはちゃんと倒す……と思います。

盗まれた街の映画化で外せないものと言えば、”奴ら”の叫び声です。

あれを聞かないと盗まれた街感が薄れてしまうんですよね。

感染スタート→拡散→逃避行

とまぁ、それ以外はテンプレに沿っているんでそこまで怒ることではないんですけど、逆に言えばそんなに目新しい感じではなかったなぁ。。。

というところですね、はい。

可もなく不可もなしだと、本当に書くことが少ないっすね……。





「この薬さえあれば、眠らなくて済む……。  --キャロル・ベネル」

#鳴海の一人でキネマ
#インベージョン
#盗まれた街
#映画レビュー