映画レビュー/概要

284本目 ファイナル・デッドブリッジ/Final Destination 5
2011年
監督:スティーヴン・クォーレ
主演:ニコラス・ダゴスト
評価:★★★

会社の研修のためにバスで移動していたサムとその同僚たち。
とある橋にさしかかると、サムは奇妙な映像が脳裏に焼き付く。

橋で事故が起こり、全員が死んでしまうというものであった。
その予知夢のようなものを信じたサムは、橋から逃げるように皆を説得しようとする。

信じた8人は橋から逃げたが、それ以外の人々は本当に起きた橋の事故に巻き込まれて死亡してしまう。

なんとか生き延びた8人であったが、”死”の運命は一人、また一人と命を奪っていく……。




ついに第五作目

一作目の『ファイナル・デスティネーション』から数えて通算五作目。
死神さんのピタゴラスイッチを観るのもそろそろ飽きが来る頃。

しかしスタッフの意気込みとしては、「今作が売れたら続編作るやで」とやる気十分。

面白かったには面白かったんですけど、結局はどうやって死ぬのか?に注目するシリーズなので、それ以上も以下も無かったって感じですね。

さてさて、今回はどんなドキドキを見せてくれるのか。

やっぱり死にたくない死に方のオンパレード

ヒヤッとするシーンが多いことで有名なシリーズですが、今作も観客をヒヤッとさせる描写が数多くなります。

鳴海個人として一番嫌なのは、針のシーン。思わず身体をさすりたくなる程身悶えしながら観ていたところです。
どの死に方も嫌ですけど、先端恐怖症じゃない私としても死神が針で殺すんじゃないかって考えるだけで恐ろしい。
そうやって考えさせられている時点で、死神(制作スタッフ)の手のひらで踊っていることになるわけですが。

その次に嫌なのは平均台のシーンですね。
予告にもありますけど、あんなの「足元!足元にあるって!!」と叫ばずにはいられません
観ている人をもやもやさせるのもまた、このシリーズの醍醐味。

今回もたっぷり味わうことができます。



エンディング……?

今作の終わり方はかなり好きですね。
まったく考えていなかった部分と繋がるので、思わず嬉しくなってしまったくらいです。
それくらいにはシリーズのファンにとっては楽しいオマケ付き。

というか、こういう楽しみが無いと、毎回死神さんがどのように人を殺していくのかを眺めるだけの作品になりますからね。

それはそれだけでいいんですけど、殺しのバリエーションが少なくなってきた瞬間に面白さが皆無の作品になってしまいますから。
なんだったら、一作目と二作目みたいに、キャラクターを続編でも登場させていく手法とかを取って、”死のリレー”でも繰り広げて欲しいもんです。

2019年現在では続編のお話が途絶えている状況ですが、もしも死神さんがまた遊びたくなったら、必ずや鑑賞していきたいですね。





「死神は、騙されるのを嫌う。  --トニー・トッド」

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