映画レビュー/概要

291本目 ホーム・アローン/Home Alone
1990年
監督:クリス・コロンバス
主演:マコーレー・カルキン
評価:★★★★★

あらすじ
マカリスター一家は、クリスマス旅行の準備で大忙し。
そんな中、一人で荷造りすることもできず困っていたケビンは、家族と大喧嘩をしてしまう。

屋根裏部屋で寝ていたケビンは、翌日家族に置いてけぼりに。
家族が消えたことで喜んでいたケビンであったが、泥棒二人組が家の財産を目当てに空き巣しようとしていた……。

目次
・クリスマスでマストな映画
・どう考えてもひどい家族
・映画史に残る泥棒二人組

20世紀フォックス ホーム エンターテイメント 公式チャンネルより

クリスマスでマストな映画

クリスマスシーズン、必ずテレビで流れるのがこの映画。

それ以外にもありますけど、この映画だけは外せません。
例えテレビで観なくても、ブルーレイで鑑賞する映画です。
このクリスマスコメディを越える作品は未だに無いと鳴海は思っているくらいですから。

こういうシーズンものは、その時期の情緒があって非常に好きです。
子供の頃から観ていたこともあって、愛着のある一作です。

子供の頃って、観た作品とかの影響をもろに受けたりすると思いますけど、ケビンのように泥棒撃退プランを考えたいなーとか(でも家が狭くて当然沢山仕掛けなんてできやしない)思ったりしました。
実際に仕掛け用意したらとんでもないことになっていたでしょうから、実現するような環境じゃなくてある意味良かったなとは思いますがw

どう考えてもひどい家族

誰がどう考えたって、ケビンが一人フルボッコにされているようにしか見えない映画です。
子供の頃はあまり考えませんでしたけど、大人になってから観るとひでぇもんだ、と。

バズだけじゃなく、他の家族もどうかしてますぜ……。
って言えるのは、コメディだから言えるもんであって、本当にブラックなやつだとここに記述するのも躊躇うレベルですからね。

そんなケビンが、泥棒二人に対して仕掛けるトラップが最高。
ソウ』を観るまで、トラップといえばこの映画くらいでしたから。
泥棒がお粗末と言えども、子どもがよくまぁここまで準備できたもんです……。

映画史に残る泥棒二人組

泥棒二人組、と聞いて真っ先に思い浮かぶのはホーム・アローンのマーブとハリー。
どう考えてもIQ10くらいのマーブと、小賢しいことを考えられるけど、ちょっと足りてないハリー。
この二人無くして、ホーム・アローンは完成しなかった、と言っても間違いじゃありません。
例え火の中水の中草の中森の中であって、金があると知ればどこへでも行くような二人です。
実際、火傷したり骨が折れたり(※そういう描写は無いですけど、現実的には間違いなく骨折している……)。
トムとジェリー並にタフな二人が、狂気と化した家で生き残れるのか!?
って見出しにしてもいいくらいですよね。

そんな2人が、子供の仕掛け(普通に人が死ぬレベル)を掻い潜ることなくドハマリしてしまうのがまた面白い。
とりあえず、観ていない人はまだ遅くないので、12/24までに鑑賞してみてください。

釣りはとっとけ、クソ野郎。





「アアアアアアアアアア!!!  --ケビン・マカリスター」

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