映画レビュー/概要

271本目 ハムナプトラ 失われた砂漠の都/The Mummy
1999年
監督:スティーブン・ソマーズ
主演:ブレンダン・フレイザー
評価:★★★★

1926年。
死刑が確定していたリック・オコーネルに、カイロ博物館で働くエヴリンが会いに来る。
彼女の望みは、”ハムナプトラ”へ行くこと。

そこは”死者の都”として恐れられている場所であったが、リックを死刑から救い出し、ハムナプトラへ同行してもらうよう手配する。

だが、ハムナプトラで見つけた財宝は、世界の終わりへと導く悪魔の宝であった……。




冒険心くすぐるアクション映画

B級系映画の神(※鳴海が勝手に呼称)、スティーブン・ソマーズが大ヒットさせた今作。
1999年という世紀末に現れたこのアクション映画は、後世にも語られるレベルの作品となりました。

脚本がめっちゃいい!とかその手のものではないですし、ステレオタイプなのは否めないですけど、個性爆発のアクション作品になっております。

今回の相手はミイラ。
それも大量のミイラと、操られた町の人々にも襲われる。

空からは火の玉が降り注ぎ、死者が徘徊する死の世界を、銃をぶっぱなしながら財宝を手に入れて悪を成敗するこの流れは、頭を空っぽにして観るには最高です。

強欲や悪に身を任せるべからず

ハムナプトラにあると言われる金銀財宝を目指して、アメリカ人が探検をするという今作。
『インディ・ジョーンズ』よろしくなトラップも出てきますけど、同じじゃないです。

財宝が手に入るとなると、やっぱり人はそれに目がくらむもので。
そして、自分の身が危なくなれば、悪魔にでも魂を売るっていう人も居たり。
そういう人って、現実世界でも居ますよね。

劇中でもそんな人々が描かれていますけど、最後にはやっぱり成敗されちゃうんです。それも惨い形で。

そういった意味で勉強になる一面もあるハムナプトラ。

とまぁ、そんな真面目な話を2時間語ってくれるようなもんじゃないんですけどね。

鳴海が一番惹かれたのは、主人公のリックが常に4丁銃を所持している点です。
ショットガンを撃つのが一番似合うのはアーノルド・シュワルツェネッガーだと思っているんですけど(※ターミネーター参照)、リックもガンガン使います。
それより嬉しいのが、メインの銃2丁が無くなっても、腰のホルダーからまた銃を取り出すところ。

シンプルながら痺れるんですよねこういうキャラクター。
男子のロマンってやつです、きっと。



イームホーテーップ、イームホーテーップ、イーム(ry

誰もが真似をするこのワード。
なんのこっちゃわからないでしょうけど、観ればわかります。





「辛抱は美徳よ。  --エヴリン」

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