映画レビュー/概要

270本目 プレデターズ/Predators
2010年
監督:ニムロッド・アーントル
主演:エイドリアン・ブロディ
評価:★★★

目が覚めると宙を舞っていることに気づく。
自動的にパラシュートが開くと、そこはジャングル。

次々と降ってきた他の人々は、傭兵、犯罪者、医者などであった。
固まって行動をしていくうちに、自分たちを狙う”何者か”が居ることに気づく。

ここは、”奴ら”の狩場であることを知り、生き残りを賭けた戦いに身を投じていくことになる……。




一作目のリメイクをしつつ続編

一応、一作目の『プレデター』をリメイクした作品となる。
劇中でアメリカの特殊部隊が”何か”に襲われたという話が出てきているため、これはダッチの特殊部隊の話を指しているかと思われる。

今作の舞台はジャングル。
様々な人たちが集められ、プレデターの狩りの餌として使われるという話だが、それ以外にもプレデターの序列がわかったりとか、狩猟犬が居るとか細かな設定も明らかに。

面白いには面白いけど

序盤から中盤まで、基本的にプレデター自身による狩りがあまり行われない。
斥候として狩猟犬が使われるんですが、それよりショルダーキャノンをぶっ放したり、槍でぶっ刺すシーンとかの方がファンとしては嬉しいですよね。

確かに、姿が出過ぎるのもよくはないでしょうけど、もはやシリーズとして三作目なのですから、相対するシーンが多くてもいいと思うんです。

人間同士の騙し合いとか、”生き残る”ということに対するテーマを強調するのはいいんですが、それならローレンス・フィッシュバーンの下りは別に無くても良かったんじゃないかと。

そこの部分の尺を狩りと、プレデター同士の戦闘に割いてもらった方が面白かったかもしれません。



一作目の裏を狙う

プレデターの弱点として周知されているのは、赤外線で見ているので熱を発していないものは見られない、というところ。
この弱点を見事突いて攻撃していく主人公ですが、それを打破する新仕様。

それが”音”です。

これはいい強化点。

狩りを続ける度に強くなっていく、という種族の特徴をよく表しているシーンですし、何よりこうした新仕様はシリーズを追うファンとしては嬉しい見どころ。

負けても新たな武装を持ってきてくれるプレデター族の皆さんは本当に健気ですね。





「ここは地球じゃない。  --ロイス」

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