映画レビュー/概要

273本目 ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝/The Mummy: Tomb of the Dragon Emperor
1999年
監督:ロブ・コーエン
主演:ブレンダン・フレイザー
評価:★★

1946年。
世界大戦が終わり、ロンドンで平和に暮らしていたオコーネル夫妻。
妻のエヴリンは、過去二度に渡って戦ったミイラとの記録を本にした。

一方、リックは大戦中に諜報員として数々の功績を残したが、今や魚を釣るだけの退屈な日々を送っていた。

ある日、外務省から伝説のブルーダイヤを上海へ運ぶ仕事を頼まれる。
退屈な日々を送っていた夫妻は、この依頼を引き受けることになるのだが、その仕事によって邪悪と対峙することになるとは……。



ヒロインが変更になっただけで

一作目の『ハムナプトラ 失われた砂漠の都』と二作目の『ハムナプトラ2 黄金のピラミッド』でエヴリン役を務めていたレイチェル・ワイズが降板。
出産後であることと、<脚本を見て>降板したということで。

<脚本を見て>ということはつまりどういうことか、ですよね。

いやー、良くも悪くも彼女の判断通りだったかもしれないっす。

さようならイムホテップ

今回の敵は中国の始皇帝。
ハムナプトラはまったく関係無いのに、それでもタイトルが変わらないのは最初の邦題がそうだったから、ただそれだけ。

死者の本もイムホテップも出ないハムナプトラは、非常に味気ない。

今までよりもCGが凄いからと言って、それだけで評価するわけにもいかない。
アクション面は多少なりともレベルアップしているかもしれませんけど、それだけじゃ映画自体が面白いってことにはなりませんからね。



ブレンダン・フレイザーの良さはそのまま

確かに作品として、シリーズとしてはいまいちかなーって思ってますけど、主人公の良さはそのままです。
今までよりも父親成分が凄い入ってますけど、冒険家リック・オコーネルは健在。
彼がミイラと戦うのを見ているだけで楽しい。

それが今作で最後になってしまうのは非常に残念ではありますけど、これ以上ぐだぐだになられても困りますんで、3部作で完結ってことでいいんでしょう。

鳴海は作品の終わりを嫌うタイプですが、終わりがあることの美しさというのを学んだ気がします。

よく映画で永遠の命は美しくないっていうのは、それと同じなんでしょうね。

という、別に作品と関係ない話で終わりです。

つまり、始皇帝の話も最終決戦もろくにここで書く必要も無いかなって思っちゃうくらいノーマルです。

もっと息子を引き立てた方が良かったのか、無いほうが良かったのかは賛否両論です(※鳴海の中でも)。





「またミイラかよ!  --リック・オコーネル」

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