293本目 ホーム・アローン3/高度な技術を持っていてもビスケット1枚に勝てない
映画レビュー/概要
293本目 ホーム・アローン3/Home Alone 31997年
監督:ラジャ・ゴズネル
主演:アレックス・D・リンツ
評価:★★★★
とあるクリスマスシーズン。
病気になり一人家で過ごすことになったアレックスは、怪しげな人物たちを目撃してしまう。
警察に通報してもまったく信じてもらえない。
だが、彼らの目的が分かると、一人で自身の家を守るべく戦いを挑む……。
クリスマスでマストかどうか賛否両論な映画パート
『ホーム・アローン』シリーズもこれで三作目。ですが、今まで主演を演じたマコーレー・カルキンの一家とはまた別の家族のお話。
今度相手にするのは、今までの二人組と違ってサスペンス映画とかに出てきそうなハイテク技術を駆使する悪党共。
そんな彼らが、『ソウ』のジグソウも称賛するトラップの洗礼を受けることになる。
主人公が違うというだけで敬遠されたり、1と2が至高という意見もあるんですが、鳴海としてはクリスマスシーズンで鑑賞して楽しい気持ちになれる作品ということで推していきたい所存。
風邪で自宅待機を命じられた子どもの逆襲劇
家で一人っきりになると思い出すシリーズである『ホーム・アローン』ですが、今作で風邪のせいで家に籠もりっきりになる、という現実味溢れる設定。今までは旅行する家族に置いていかれるという、中々起こってはいけないシチュエーションでしたが、これは親近感あるお話。
一人でいる時程想像力が膨らむ、というのを生かした構想になっていますね。
わかりやすく言えば、ホラー番組を見た後にトイレに行くのが怖くなるのと同じやつです。
怖くて一人でトイレいけなくなるのと同じで、想像力が豊かになるとそれによって次に起こそうとする行動が変わってくる、というもの。
主人公であるアレックスは、一体どこで知識を付けたのかはわかりませんけど、犯罪組織も真っ青なトラップを次々と用意していくことになります。
前作までよりちょっと辛口
コメディ調ではありつつも、前作までのバカバカしさや可笑しさよりも、ちょっと現実味を帯びた設定のせいか、ずっと気楽に見る、というのは難しいかもしれません。いかんせんマジな犯罪組織が関わっていますから、ピリッとしてしまうシーンも。
ですけど、家で報復されてからはいつものホーム・アローンらしさが満点。
あれだけキリッとした大人達が次々ととんでもない目に遭うわけです。
最後のオチはシリーズ屈指の楽しさ。
ここを見るために今作を鑑賞していると言っても過言ではないくらい好きです。
2作目までしか見たことなかった人は、是非一度鑑賞してみてください。
「点火! --オウム」
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