映画レビュー/概要

269本目 プレデター2/Predator 2
1990年
監督:スティーヴン・ホプキンス
主演:ダニー・グローヴァー
評価:★★★★

80年台後半に、特殊部隊を襲った謎の生命体。

今度はロサンゼルスを舞台に、警察や麻薬密売組織をターゲットに狩りを始める……。




プレデターの習性が明らかに

前作『プレデター』では密林。
今度は、街中で狩りが始まる!!

ということでスタートした、プレデターさんのハンティングアクション。

武装も新たに、人を狩る、狩る、狩る。
でも、鳴海少年が大好きだったショルダーキャノンはミサイルっぽくなっちゃってちょっとテンションダウン。
レーザー系の武器を使う所に近未来SF感を感じていたのに、今度は本当に狩りをする人を意識したような武装で、近接系が多い。
槍やクローは非常に好感が持てるんですけど、やっぱりトンデモ武器を見せていただきたかった。

とはいえ、そのお陰でプレデターという種族(※別に”プレデター”という種族名ではなく、本当の名前は現在も明かされていない。よって、便宜上でそう呼称しているだけ)の一端が更に垣間見えたので、こうした世界観の広がり方は良かったとも言えますね。

今度の最強は”リーサル・ウェポン”

前回はアーノルド・シュワルツェネッガーがプレデターと対戦。
今回対戦するのは、『リーサル・ウェポン』で登場していたダニー・グローヴァー。

特殊部隊員ではなく警官がプレデターと戦うことになるのだが、人類っていうのはまぁなんでもかんでもやるもんだなって思いますよね。
どんなに相手の武装が凄くても、最後には肉弾戦で勝ってしまうっていう。
『エイリアン』に対して肉弾戦で勝ったことのある人って確かまだ居ないですけど(※武装は有りだけどサシで勝ったことのある人は居る)、プレデターに勝つっていう時点でとんでもないですからね。

これにはプレデターも「人類半端ないって!」



貴重な?治療シーン

何事も一人でこなすプレデターさん。
家事も多分全部一人でやっているんでしょうね。そう思うとなんだか親近感が湧いてくる。

さて、前作でも負傷した時に治療するシーンはありましたけど、今作の治療はもっとSFチック。
なんだか調理もできちゃいそうな火起こし機とか、美味しそうなゼリーに見える治療薬。
流石に太すぎない?って思う注射針など。これは多分、プレデターの体の構造上これくらい太くないと入らないんでしょうけど、それにしたって太い……。

武器以外にもSF感を感じさせてくれるプレデターさんすこ。

今後は宇宙船の中もじっくりと見せてくれると嬉しいですよね。

あ、宇宙船と言えばありましたよね。”アレ”の骨が。
よくよく考えてみれば、”アレ”と対峙する映画で宇宙船結構映ってましたね。
今作みたいな明るい感じじゃなかったですけど。

そこらへんもよくわかる作品が出てくるとおもしろそうですけど。
とはいえ、プレデターの諸事情はミステリアスな方が好きっていう人も多そうですから、狩りしてるシーンさえ見せてくれればオッケーですかね。





「高い所は嫌いなんだよ……。  --マイク・ハリガン」

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