映画レビュー/概要

279本目 エルム街の悪夢5 ザ・ドリームチャイルド/A Nightmare on Elm Street 5: The Dream Child
1989年
監督:スティーヴン・ホプキンス
主演:ロバート・イングランド
評価:★★

アリスに倒されたフレディは、再び復活するために新たな策を考える。
それは、アリスが身籠った赤ん坊の身体を利用し、現代へ復活するというものであった。

それを知ったアリスは、再びフレディへと戦いを挑む!



もうなんでも復活できんじゃん

創造性に富んでいると取るか、とりあえず続編出すために理由を洗い出していると取るか、それは視聴された方次第です。

恐怖を取り除かれても復活し、身体を乗っ取られても復活し、骨を埋められても復活し、霊体が抜けていっても復活。

最早なんでも有り。

フレディが夢の中に入って人を殺すことにいちいち異議を唱える方が野暮ってことかもしれません。
単純にフレディファンであれば(※クイーンじゃないです)、彼の活躍を観ているだけでポップコーンが進むんでしょうけど、飽き飽きし始めた鳴海としては、毎度同じ展開に欠伸が出始める頃。

「そろそろ別の殺人鬼とコラボしてくれたらな~~~」なんて考え出す頃ですよ。
そのお話はまた別の機会に。

今度のターゲットは赤ん坊

”ドリームマスター”であるアリスに負けたフレディは、なんとかして復讐してやろうと考えます。
ちょうどいい所に彼女のお腹に命が宿ったもんで、それを利用してやろうって話です。
なんだか、最近だったらちょっと憚られそうな設定……。

時代によってシナリオやネタ、キャラクターが創造されるわけですけど、時勢ってものを勉強するにも役立つのが映画です。

それはスプラッターホラーからでも学べるっていうんですから面白いもんで。

少し話が逸れましたけど、赤ん坊をターゲットにしたフレディは、復活する前にあれこれ殺人を行っちゃってます。

結局人を殺せるんだったらええやんけ!!!

最終的にはアリスに対する復讐がメインになってくるわけですが、なんかもう生きてようが死んでようがエルム街だろうとなかろうと、人が夢を見続ける限り殺人を行えちゃうわけで。

そういえば、人間以外にも夢を見る動物って居るらしいですね。
厳密に言えば定義によって変わるみたいですし、人間の見る”夢”とイコールになるかどうかっても若干曖昧みたいです。

例えば、猫が寝ている時に耳をピクピクっとさせるのは夢を観ているから、という説があるそうです。

なら、夢を観ている猫の身体を乗っ取ることもフレディには可能???

猫を使って現実世界で殺人を行うという狂気のシナリオ、これから新しくリブートするうちに出てきたら私も『エルム街の悪夢』の脚本担当をする素質があるということで覚えておいて下さい(ドヤ顔)。



絶対に無いでしょうけど。



最終的に不幸になるのはいつもどおり

ここまで言ってしまうとぶっちゃけネタバレじゃないかって感じですけど、そもそも80年台以降のスプラッターホラーでネタバレ気にしながらわざわざこのブログを観る人も居ないでしょうから大丈夫だとは思いますけど、敢えて回りくどい言い方で締めます。

やっぱり今回も良からぬ方向に。
とりあえず教訓として学んだことは下記。

・エルム街へは絶対に行くな。フレディと関わると待っているのは不幸のみ。

です。

以上を教訓に、そろそろ結末を迎えるシリーズのラストを鑑賞していくとしましょう。





「9,10,眠らぬように……。  --フレディの数え歌」

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