266本目 マトリックス リローデッド/高速道路のシーンはガチ
映画レビュー/概要
266本目 マトリックス リローデッド/The Matrix Reloaded2003年
監督:ラリー・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー
主演:キアヌ・リーブス
評価:★★★
2019/10/30 一部修正
あらすじ
エージェント・スミスとの戦いの後、優位に立ったかと思った人類であったが、コンピュータは総攻撃計画を企てているとの情報が入る。
それを受けて、人類を救うために立ち上がるネオ。
だが、倒したはずの人物が、裏で暗躍し始める……。
あの衝撃から4年
世界を賑わせた『マトリックス』から4年経ち、待望の続編が登場。更に、三部作であることが明かされ世間は大いに盛り上がった。
「しかし、あそこまで面白い続編は作られるのであろうか?」
という疑問は誰もが考えていたはず。
そりゃそうですよね。
誰もが「面白い!」と叫んだ作品ですし、あの終わりからどうすれば続編が出来上がるかなんて想像もつかないわけです。
想像を絶する続編に仕上がったのか。
それとも、「こいつぁやらかしてるぜ……」と嘆くのか。
その結末は果たして……!
まだ、まだセーフでしょう……。
一作目では、あまりにもオモシロすぎるシーンが沢山ありましたね。エージェント・スミスに初めて遭遇して尋問された時、マトリックスという世界、カンフーファイト、バレットタイムなどなど……。
挙げたらキリがないです。
しかし、二作目はどうでしょう。
高速道路での長時間に渡る戦闘シーン。
ツインズの攻撃など、確かに胸躍るシーンはいくつもありました。
けど、続編としてこれで終わり???となってしまうのは、やはり三作目がある前提で作られているからこそでしょうね。
このジレンマは今作に限らず、どんな長期的シリーズにも観られることです。
単作として観ればそこそこ面白いですが、マトリックスシリーズで考えると、並かなぁ、と。
肝心の悪役は
あまりにも印象に残った悪役の次は?さぁ、どんなオリジナリティ溢れるキャラが出てくるのか……。と思っていたら、
なんと完コピ!!!
それも文字通りの完コピです。
本当にコピーしているんです。観たこと無い人は「え?」って思っちゃうかもですけど、マジで完コピなんです。
前作で破れた悪役がクローンになって襲いかかってくるんですよ。
折角良かったのに、これだけで価値が下がりますよね。
せめて、最強の敵が現れる前に大量のザコ敵軍団と戦いがあってラスボスとっていう流れならまだしも、本当にその敵だけなんです。
そりゃ、高速道路くらいしか覚えていませんよね……。
ツインズの良さはガチです。
むしろ、それとポール使ったCGアクションしか思い出されないくらいにはリローデッドの印象が薄くなってしまいます。
観るたび「あぁ、こんなシーンあったな……」みたいな。
とまぁ、観る分には全然楽しいんですが、究極的に印象には残らないのがマトリックス二作目です。
「アンダーソン君、久しぶりだな。驚いたかね? --エージェント・スミス」
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