映画レビュー/概要

185本目 キングスマン/Kingsman: The Secret Service
2014年
監督:マシュー・ボーン
主演:コリン・ファース
評価:★★★★

ロンドンのサヴィル・ロウにある”キングスマン”は高級テーラーである。
しかし、その実態は、どこの国にも所属しないスパイ組織「キングスマン」の拠点なのである……。



マナーが、紳士を、作る

スパイ映画と言えば007シリーズが有名だが、突如現れた今作はスパイ映画好きの度肝を抜いた。
ガジェットや格闘シーンこそスパイ映画らしいものだが、カット割りやキャラクター性などは、『キングスマン』独自の楽しさがあり、最後までたっぷりと楽しめる。

中々の長編だが、飽きさせないストーリー展開とスピード感溢れるアクション。
基本この映画の話をすると、べた褒めである。

イギリス紳士とアメリカンによる祭典

主人公たちのキャラクターは非常にイギリスナイズされており、悪役はアメリカン。
この対比がまた面白く、次回作でも同じように笑わせてくれるポイントでもある。

国の文化や言動、行動というのは画面の中で表現されると、それはジャンルによってとても大きな意味を為して映し出される。

この映画も同様であり、”キングスマン”はいつも紳士であれと我々男性に教えてくれるのだ。
さて、今日はディナータイムにおけるマナーを……。






「manners maketh man.  --ハリー」

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