74本目 宇宙戦争/War of the Worlds

2005年
監督:スティーブン・スピルバーグ
主演:トム・クルーズ
評価:★★★

イギリス作家、H・G・ウェルズ原作の、SF超大作。
宇宙人によって地球侵略される壮大なストーリー。

この手のストーリーはよくあるが、シンプルな面白さ。
SFファンが大好きな要素の詰まった一作となっている。




侵略?いいや、根絶を目指す宇宙人。

人類を調べ尽くした宇宙人が、不可視のシールドを貼ったロボットを操り、人間を養分にして次々と街を破壊していく。
その光景はトラウマになるレベルで壮絶。
SF映画に出て来るビームってなんであんなに見るだけでテンション上がるんでしょうね。

主人公達一行はなんとか宇宙人の襲撃から逃れながらも、衝撃の結末を目の当たりにする、というものです。
いつもの家族愛だったり、生きている意義だったりあれこれ出てきます。ここらへんは侵略SFのテンプレみたいなところありますね。『インデペンデンス・デイ』でもありましたから。

原作はまだ読んでいませんが、読んでから観た人に言わせれば、再現性はかなり高いらしいです。
今見てもCGのクオリティは非常に高いと思います。高速道路を破壊していくシーンとか最高です。

後はやはりトライポッド。あの不快な音は嫌でも耳に残ります。

この手の作品で日本が強い訳

作中で「大阪じゃ何機か倒したらしい!」という台詞がありますが、これは監督が『ゴジラ』を始め、日本の映画に敬意を払って意図的に挿入された台詞らしい。

映画の世界じゃゴジラやガメラを相手にしたり、ウルトラマンが出て来るし宇宙人が侵略に来るなんてのは日常茶飯事。
宇宙戦争のエイリアンが来たところで、今更驚くことが無いのは日本の素敵(?)なところ。

素晴らしく作品の数々が、日本のみならず世界に影響を与えていることがわかる一面ですね。



手軽に観れる作品ですので、興味がある方は是非。



「同じ場所に雷は2回落ちないさ  --レイ」

#鳴海の一人でキネマ
#宇宙戦争