映画レビュー/概要

182本目 REC4 ワールドエンド/REC4 APOCALIPSIS
2014年
監督:ジャウマ・バラゲロ
主演:マヌエラ・ベラスコ
評価:★★

あのアパートでの惨劇の後、一人の女性が救出された。
大型船で隔離し、彼女を見守っていると不可解な行動があり……。

RECシリーズ、いよいよ完結。


ついに完結するが

POVじゃないです。つまり一作目と二作目と違います。つまり普通のゾンビ映画です。
やっちまったぜ★

三作目のレビューでも言いましたが、RECの良さはPOVを使った展開にある。
それを普通の撮り方にしてしまうと、緊張感が簡単に削がれる。
言わずもがな、一作目からの流れがあってこの四作目がある、というのはわかるんですけれど。
私達が望むRECシリーズというのは、POVの怖さがあってこそだと思います。
それを他のB級映画と同じような展開にされても、ガッカリするのは必然ではなかろうか。

とはいえアンヘラが

主役の印象というのは非常に大きいもので、多少のデメリットをかき消してしまう効果があります。
それが、一作目の主人公であるアンヘラが最初から最後まで居るということ。

本来であれば、一作目から年月も経って年齢も明らかに上がっているという点にあれこれツッコミが出て来るとこですが、そこはいいんです。
そのキャラクターがまた居る、というのが一番大きいんです。
下手に役者さんを変更して見繕ったりされるよりよっぽどいいです。

こうした配慮と、RECを終わらせるのは彼女じゃないとダメだ、という理念を感じるのはいいですね。好感度上がります。

でも、最後まで観てやっぱりテンションが下がるんです。そんなに気分を害する終わり方では全然ありませんが(笑)

ともあれ、RECシリーズは完結となります。
別の”REC”については次回以降にレビューいたします。



「何が起きても、必ず脱出する。  --アンヘラ」

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