205本目 エクソシスト
映画レビュー/概要
205本目 エクソシスト/The Exorcist1973年
監督:ウィリアム・フリードキン
主演:リンダ・ブレア
評価:★★★★★
女優の一人娘であるリーガン。
ジョージタウンで楽しく過ごしていたが、とある日に異変が起き始める。
その異変は徐々に激しくなり、リーガンではない”何か”が喋っている時も出てくる。
ついには医者にも見放され、最後に手助けを求めるのは……。
オカルト映画界衝撃の1作
鳴海の父親が中学生だった頃。この映画を映画館で観たという。あまりにも衝撃的な内容に、その後ろくに食事を摂れなかったらしい。
そんな父親と一緒に『エクソシスト』を観ることになった鳴海少年(当時確か小学3,4年生くらい)は、あまりの恐ろしさに固まっていた。
テレビで恐怖映像的なやつがあれば、手で隠しながらチラチラと観ていたのだが、この映画の場合は違う。
字幕でよくわからない言葉を喋る登場人物達だが、その映像から伝わってくる恐ろしさは直感的であり、怖いという感情だけが支配していた。
悪魔祓いのシーンになると、「もう早く終わってくれ!!」と内心思っていたのを今でも覚えている。
よりによって小学生の時にこの映画を観なくても……。
しかし、その時に観てるからこそ、やっぱり鳴海の一人でキネマ誕生に繋がっているな、なんて感傷に浸るお話からスタートです。
あまりの怖さに倒れる観客が居たそうな
悪魔祓い、という言葉が広まったのはこの映画によるものと言って過言ではない。それほどまでに世界的に有名となり、後のオカルト映画に多大な影響を及ぼした。
あどけない少女がどんどんおかしな言動を喋り始め、ベッドは揺れるわ物は勝手に動くわ。
そりゃ医者も手の打ちようがない。最後に助けを求めた先は教会。
果たして、少女は救われるのか……?っていう流れ。
歴史的に有名なスパイダーウォークや、ヒッチコックからインスパイアされていると思わしきカメラワークなど、見どころは全編通して満載。
幽霊やドッキリPOVでは味わえない、心からの恐怖。
この映画には、40年以上経った今でもそれを感じさせる力がある。
これまた衝撃的な余談
現場の緊張感を最高潮にするために、監督自らがショットガンを持っていたという話である。実弾が入っていたかどうかはわからないが……。映画一本のためにそこまでするか!?と思ったりはしますけど、演者の実力を100%以上引き出すために行った、と考えると、この映画が誕生するためには必要なことだったのかもしれませんね。
でもこれ、アメリカじゃないと無理だな。
日本でやるなら日本刀振り回すしか……。
「悪魔祓いにはいい日だな。 --???」
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