206本目 エクソシスト2
映画レビュー/概要
206本目 エクソシスト2/Exorcist II: The Heretic1977年
監督:ジョン・ブアマン
主演:リンダ・ブレア
評価:★★
ジョージタウンの事件から4年後、リーガンの元に一人の神父が訪れる。
事件の調査のために訪れた神父だが、リーガンの影に悪魔が再び忍び寄るのを目撃してしまう……。
賛否ありすぎ SF or オカルト
世界に衝撃を与えた『エクソシスト』から4年後のお話。悪魔がリーガンを襲った事件は、まだ終わっていなかった。
悪魔祓いを行ったメリン神父の死。
その原因について調査を依頼されたハモンド神父。
リーガンへ会いに行くと、そこでとんでもない事実を見つけてしまう……。
とまぁ、大筋はこういったところ。
取っ掛かりはまだまだ批判を浴びるような内容ではないと思う。
悪魔祓いを行うシーンもあり、懐かしのリーガンとも対面できる。
だが、すぐにこの作品について語るには外せない要素が登場する。
”催眠術装置”
この装置が思った以上にSF感を出し、一作目とうまいこと繋げようとするも、あちこちとんでもない方向へと向かってしまうのだから、そりゃファンの間では物議を醸したことであろう。
現在でも、一作目だけが伝説として語られ、その後の話があまり出てこないというのも頷けてしまう。
とはいえ、SF要素をプラスしたことによる物語の展開は、単に一作目の二番煎じにはならないということで肯定的に捉える人も居る。
逆に言えば、一作目と印象がガラリと変わりすぎてついていけない、よくわからないという人も多く居た。
鳴海は、後者です。
やっちゃいけない続編あるある
よくある続編でやってはいけないこと、というものがある。今作でやってしまったのは以下。
・前作のキャラを出すも、扱いが雑だったり非情。
・新キャラが印象的じゃない。
・一作目の悪役をチープに見せてしまう。
・BGMからして雰囲気が違いすぎる。
BGMに関してはあまりにも顕著で、一定の箇所がループしまくって、聞いたこっちは頭からそれが離れずに怒りさえ覚える。
もういいっちゅうねん!!!
エンディングでトドメ
エンディングさえよければ、★3つくらいには収まっていたであろう。それが2つになった要因の一つとなるこのエンディング。
あまりにも観ている人が置いてけぼりにされてしまい、観ているこちらはポカン。
いいの?悪いの?
と思ってしまう中途半端な終わり方はよくない。
ここに関しては一応伏せておくので、興味が湧いた人は観てみて、鳴海のようにポカンとなっていただきたい。
「”コクモ”……。 --ハモンド神父」
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