映画レビュー/概要

208本目 エクソシスト ビギニング/EXORCiST: THE BEGiNNiNG
2004年
監督:レニー・ハーリン
主演:ステラン・スカルスガルド
評価:★★

歴史的な悪魔祓い事件から25年前に遡る。
何故悪魔がメリン神父を知っていたのか?

メリン神父と悪魔が、初めて邂逅した場面を綴る。



時は戦時中

エクソシスト』より25年前。
メリン神父がやさぐれていた時代のお話。

ホラーなシーンは確かにあるが、エクソシストというよりも、一般的なホラー映画に近い。
どうしてあまり話題にならないのか?という答えはここにある。
別に、エクソシストである必要性が薄いのだ。

それも、せっかくメリン神父が初めて悪魔と対峙するという面白いに決まってるだろっていう要素でコケてしまったものだから、「これ観るなら一作目観ようぜ」で終わってしまう。
なんとも残念なお話……。

あの紳士なイメージも特になく、なんならもっと若い頃のメリン神父を描いてくれた方が面白かったかもしれない。

監督が監督なだけに

エクソシストシリーズって、アクションシーン要る???
昔の話だから有ってもいいかもですけど、重要なラストシーン付近が明らかにゲームっぽい。
伝統的なあの悪魔祓いに繋がる、というには中々違和感を覚える締め方となった。

この作品の以後、エクソシストシリーズは映画として登場することなく、伝説的な一作目が輝きを放つだけである(※個人的には三作目激推し)。

あまり昔の話を無理に映画化するというのも問題ですねぇ、という教科書でした。





「何故俺の名を?  --メリン神父」

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