16本目 ザ・マミー ファラオの秘宝/Day of the mummy

2014年
監督:ジョニー・テーバー
主演:ダニー・グローバー
評価:闇に喰われろ

この映画のタイトルをタイピングするとき、一回『ファラオの悲報』と打ってしまった。
ある意味、間違ってない。




開幕3分で出ちゃった!!

低予算映画にケチをつけてはいけない点がいくつかある。

CGの質→まぁ、お金無いからしょうがないね!
俳優→雇うお金無いからね!
人間ドラマが多い→他に割いていたらお金かかるからね!

と、ひたすらにお金という言葉が付きまとってくる。
だからこそ、お金をかけていなくても「面白い!」と言わせてくれる映画は上記の3点を逆手に取った構成にしているか、お金が掛からないような場所をメインに撮影を行っている。

ということは、お金という制約はあくまで映画の面白さ自体を上下させるものでは決してなく、監督と脚本家、そして演出家が捻りだしたアイデアこそが楽しいと思えるかどうか、というポイントになってくる。

ではでは、このいかにも低予算臭たっぷりな『ザ・マミー ファラオの秘宝』さんはどうか。

ハムナプトラの方がよっぽどミイラ出てるよ

開幕三分でミイラが現れて以来、大して面白くもない人間たちがあれよあれよと砂漠でどうでもいい展開を繰り広げ続ける。

そして、パッケージにも裏面にも堂々と書かれている『ダニー・グローバー』の文字は、ステーキと一緒に出てくるカットされた人参くらいの添え物にされている。
右下隅の映像でずっと出てくるだけで、撮影時はどうせブルー・スクリーンを背景にひたすら台詞を撮っていただけだと思われる。

あくまで集客のためか、それとも起用したことで予算が尽きたのか……。

しかし、先ほど述べた通り、お金の問題で物語の面白さがぶれてはいけない。
であれば、別の俳優をスカウトすべき!

結局面白くない映画が出来てしまっては本末転倒!!

そして何より、開幕でミイラが出た後、最後の方までほっとんど出てこない。
#映画タイトルとは

最後のちょっとだけ。

出てきたミイラはやたら怪力。
強そうだけど、結局こうなるのね……はいはい(終了)
で終わってしまう始末。

ここの文章くらい短いミイラさん。

POVミイラものは中々無いけど、もういいや。





「一体何が起きているんだ!? --ダニー・グローバーが演じてる金持ち」

#鳴海の一人でキネマ
#ザ・マミー ファラオの秘宝