34本目 アイアンマン2/Iron man 2

2010年
監督:ジョン・ファブロー
主演:ロバート・ダウニーJr
評価:★★★

傑作となり、実写映画に希望をもたらしたアイアンマン。
その続編となれば、みんなこぞって観に行くに決まってる!

お、おう!確かに面白い!面白いが……。




マーヴル”特有”の悪役

いつぞや話をした、ヒーロー映画のヴィラン。
彼らはどんなことにしろ、なにかしらの問題を起こし、時として人を殺め、時として街を破壊する。
その行いに華を感じることもあるし、かっこよさに見惚れることもある。

が、

マーヴル映画のヴィラン達は本当に地味!!

忘れるほどではないが、「あのキャラまた出てきたらいいのにな!」って思うキャラクターが登場することがないのが毎度残念なこと。
要するに、使い捨てみたいな存在ばかり。

今回のウィップラッシュも、そのうちの一人である。
ヴィランの魅力が少ないことに付け加え、ストーリーもまた、アベンジャーズとしても、アイアンマンの物語としても、そもそも映画としての楽しさも、どこもかしくも欠けているような作品であることは否めない。

トニーの成長?それとも父と子の対比?

物語は、スターク家と因縁のある人物に襲われるというところから。
それと同時に進行する、トニーの胸部に取り付けられたアークリアクターの中毒により迫ってくる死。
敵はとりあえずトニーを殺したいんだなーってところなのはまぁ悪役だし別にいいか、と思えるのだが、アイアンマンとしての成長を描きたいのやら、父が残した問題を解決し、父を超えるストーリーに重視したかったのかがよくわからない。

まばらな状態で進んでいく物語、最後の戦闘シーンはとりあえずかっこよかったから、観た後に「お、おう。まぁ、アイアンマンはかっこよかったよね?」くらいの感想となる。



鳴海の総評:アイアンマン好きは見て良いんじゃないかな!




「性格は……ナルシスト!?……確かに。  --トニー・スターク」

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