映画レビュー/概要

44本目 アイアンマン3/Iron man 3
2013年
監督:シェーン・ブラック
主演:ロバート・ダウニー・Jr

あらすじ
『アベンジャーズ』の後日談。

アイアンマンとして活躍していたトニー・スタークだったが、突如現れたテロリストの首領によって窮地に陥る。
アベンジャーズの1件で不眠症になってしまった彼は、夜な夜なスーツ作りに励む。
そんな最中、大統領をターゲットにしたテロリストの首領”マンダリン”が、トニーの家へ直接攻撃を仕掛けに来る。

果たしてアイアンマンは、この巨悪に打ち勝つことはできるのか!?

評価:★★★
エンドゲームを観た後にこの記事を追記、改定しているんですけれど、めちゃエモ作品になっちゃいましたね。
アイアンマンの1作目が明らかに面白すぎたり、MCUの頂点的作品になってしまっているのは『ゴジラ』の1作目が至高である、と言われてしまっているのと同じ現象かと思います。
人によって好きな作品は違いますし、それはそれで良いと思っていますけど、どうしても脳裏に出てきてしまうくらい最初の衝撃っていうのは大きいもんです。

とまぁ、続編やら他のヒーローとのコラボを終えたキャラクターが単作に戻ってくると、なんとも味気なくなってしまうのは仕方がないことです。
でもその魅力を半減させてしまうのが、ご本人があまりスーツを着ないということなのは残念。
物語の構造上仕方がないのは理解していますし、それがあって最後楽しかったりするので一概には言えないんですけど、でも、ねぇ?


目次
  • アイアンマンというよりロバート・ダウニー・Jr
  • 宿敵はあのマンダリン!(だと思った!?残念、ただの役者でした!!)


  • アイアンマンというよりロバート・ダウニー・Jr

    アベンジャーズの1件が終わった後から、ずっと不眠症になったトニー・スタークが相手にしていたのはペッパーではなくスーツ製造。

    マーク42がかなりいいキャラしているのはこの作品にとって肯定的要素ですし、それを楽しみに観ているのは間違いありません。

    でも、戦ってこそアイアンマンスーツの良さが光るってもんじゃないですか。
    飛行機からのダイビングシーンもMCU全体で見たって相当いいシーンに列挙されるのは言わずもがなかもしれませんけど、でもやっぱりユニビーム撃って欲しいんですよねー見てる方は。

    だからと言って今作が嫌いってことはまったく無いんですがね。
    あ、一つ嫌いな要素ありました。

    宿敵はあのマンダリン!(だと思った!?残念、ただの役者でした!!)

    「何故こんな展開にしたんだああああ!?!?!?」と叫んだファンは多かったはず。
    正直、マンダリンというキャラクターをよく知らなかった鳴海すら、「なにこれ……」と拍子抜けしてしまった程でしたからね。
    原作ファンの方々のガッカリっぷりはお察しします。
    折角前回で盛り上がったのだから、更にアイアンマンシリーズとして観ていても楽しい展開にして欲しかったというのは正直ありますよね。

    「君たちアイアンマン好きだろ!見せてやるよ!ほら!楽しいだろ!」
    という押し付けよりも、やはり鑑賞者にとっての楽しみを提供していただきたいところですし。
    ロバート・ダウニー・Jrが出ればいいというのであれば、シャーロックなホームズ君でもいいわけで。
    トニー・スタークというより、名探偵トニーって感じで、これじゃブルース・ウェインでも良くなっちゃいますから。

    マンダリン(偽)で良かった点はそんなに浮かんでおらず、ガイ・ピアーズがちょっとかっこよかったかなーくらいな印象です。
    そこに付随するなら、”ホームパーティプロトコル”のシーンが最高だった、っていうくらいですかね。
    後は〆の「私はアイアンマンだ」からのアイアンマン3テーマ曲『Can You Dig It』が流れるおしゃれED。
    これは本当に推せます。

    なんか、推したり引いたりする心境複雑な3作目です。





    「できる男ってのはな。隠し玉持ってんだよ。  --トニー・スターク」

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