hulk
※マーベル公式サイトより

映画レビュー/概要

29本目 インクレディブル・ハルク/The Incredible Hulk
2008年
監督:ルイ・レテリエ
主演:エドワード・ノートン
音楽:クレイグ・アームストロング





目次
  • あらすじ
  • 評価:★★★
  • アボミネーション


  • あらすじ

    γ線研究を行っていたブルース・バナーは、実験に失敗し自らの身体が緑の怪物へと変化する。
    隠居生活を余儀なくされるも、自身の身体が戻るように研究を続けていた。

    だが、その研究はうまくいかずに、”ミスター・ブルー”という謎の人物とコンタクトを取り、なんとか成果をあげようとしていた。
    その一方で、ブルースを追う軍の姿が町に現れる……。


    MCU第1作目は下記より。

    評価:★★★

    ハルクのイメージはみなさんどのようにお持ちでしょうか?
    緑のでかい巨人?それとも廃船(←英語にするとHulk)?

    後者より真っ先に前者を思い浮かべるに違いないですよね。
    この作品は、ハルクの暴れっぷりをしっかりと描いてくれている、2003年のハルクとは別のハルクです。
    通称:エドワード・ノートン版ハルク。これまた、『マーベル・シネマティック・ユニバース』のヒーローオリジン。

    この作品、既にハルクになる力を手に入れているところからスタートしており、ある程度の過程は序盤でさくっと終わらせている。
    そこからは逃亡劇中心に繰り広げつつも、”キャプテン・アメリカ”に繋がるキーワードが徐々に出てくると同時にヒーロー映画御用達の悪役が登場し、倒しに行く羽目に。

    ここまでの流れで元恋人との恋愛事情だったり、研究を手助けしてくれた謎の人物の正体だったりと、そこまで特筆する程大きな展開はあまりない。
    ただし、今思えばイースターエッグ的な要素がめちゃめちゃ散りばめられており、俳優が変わってあまり触れたくない作品であるところもしっかりタッチするあたり、MCUらしさは健在といった所。
    シールドやキャップとの繋がりはしかり、大学でピザを食べている学生が実はホームシリーズの先生じゃないか疑惑も出ていたりと、まだ公式では公開されていないものの「これってもしや」を探る余地がある作品です。

    それじゃあ実際にこの作品の面白さは?というと、退屈しない程度の時間はずっと味わえるものの、波としては穏やかなもの。
    リピート性は薄いと個人的に感じているため、MCUマラソンをする時は必ず観るけれど、この単作が観たくてディズニープラスを開く、ということはしなさそうという評価の★3つにしています。

    アボミネーション

    あまりにもまさか過ぎて、この記事を改定する時に書くことを悩んだのですが、2021年『シャン・チー』にてアボミネーション復活(別に死んだわけじゃない)。

    更にはドラマの『シー・ハルク』にも登場することが決まっているようで、14年越しに同じ悪役を観られると思うと胸が熱くなりますよね!!

    肝心の彼がこの作品においてどれほどのインパクトを与えたかというと、ちょっと見た目ゴツくて気味の悪いハルクって感じで、親近感を抱くこともナシに、ただの戦闘狂と化した文字通りの怪物。

    彼をヴィランの中でトップに押し上げることは現状無いですし、今後続くMCUにおける”ぽっと出ヴィラン”の筆頭に入るのでは?という印象です。





    「ハルク……スマッシュ!!  --ハルク」
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