17本目 ブレア・ウィッチ2/Book of Shadows: Blair Witch2

2000年
監督:ジョー・バーリンジャー
主演:ジェフリー・ドノヴァン
評価:★

『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の続編。
名作の続編が駄作になる確立は高い。
それも、高確率で。

未見で語るのはやはりよろしくないので、真相を確かめるべく、鳴海は映画を視聴し始めた……。


前作の良さを帳消し!



『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』は、POV(主観視点撮影)を主軸とした物語の構成。
しかし、続編はまったくその欠片も使用することがない。
勿論これは、物語を考えるうえで不必要として判断したからだと考えることもできる。
同じことをしてしまっても、結局は二番煎じなだけで面白くないと言われてしまうだろう。

監督は、こう考えたらしい。

「あれを本当にあったことって設定はどーよ?ほら、こういう設定はよくあるし、とりあえず作れば続編だからみんな観にくるでしょwwwww」

ガッデム!!!



ちなみに、前作の監督たちはこう言っている。

「いやいや、俺達が思ってたことと全然違う感じで続編作られちゃったからね。冗談じゃねぇよ。 え?製作総指揮に名前あるじゃんって?でも何も話聞いてくれなかったから(憤怒)」

こんな感じだったらしい。

じゃあ逆にどうすれば良かったのさ(逆ギレ

「そもそも続編を作らなければよかったんだ!」と言ってしまうと、元も子もないので、要点だけ挙げてみましょう。

・前作の真実を追い求めるために、『映画かと思ったら実は本当にあった話なんだよねwww』設定は事故りやすい。
・面白そうな物語にしようとして曲がりくねったよくわからない設定は要らない
・前作のあるあるを取り入れつつ、少し視点を変えた恐怖を入れる。簡単な例で言えば、前作起きた地点で襲われると思いきや、今回は何も起きない。その代わりに…←ここ重要!

など。鳴海的な発想です。
これも割りと陳腐と言えばそうかもしれませんが、少なくとも余計なことしようとして失敗する話よりかは、スムーズに物語が進行するように思えます。

こうした意見をみんなで持ち寄ってあれこれ話ができるのも、映画のいいところ。
『鳴海の一人でキネマ』だから、話す相手居ないだろ?って言われそうだけど……。





「続編の構成も考えている。 --前作の監督二人が、一作目公開後に会見で発した言葉」

#鳴海の一人でキネマ
#ブレア・ウィッチ・プロジェクト