映画レビュー/概要

239本目 シャーロック・ホームズ シャドウゲーム/Sherlock Holmes: A Game of Shadows
2011年
監督:ガイ・リッチー
出演:ロバート・ダウニー・Jr
評価:★★★★

ロンドンで、連続爆破事件が続いた。
犯人はアナキストという見出しが連日新聞の記事を埋めたが、名探偵シャーロック・ホームズの推理は違うものであった。

相方であるワトソンとのコンビを解散していたが、もう一人の天才”ジェームズ・モリアーティ”教授によって、事件を追わざるを得なくなる。

天才と天才。

二人の頭脳戦が今、始まる……。




ロバート・ホームズの続編

鳴海大絶賛のシャーロック・ホームズの続編が登場。
前作に引き続き、ホームズの推理とアクションはキレッキレ。

そこに原作で最強のライバルが出てくるとあっては興奮せざるを得ない。

しかし、キャラクターが非常に多くなったことで、展開が少し煩雑になったのは否めない。
キレイにまとまっているスカッとした作品を観るなら一作目の『シャーロック・ホームズ』。
ホームズとワトソンのコンビが大好きすぎる人は、今作でたっぷり楽しんでいただきたい。

最強、最凶のライバル登場

もっと後の方にモリアーティが出てくるのかと思いきや、二作目にして登場。
一作目でそれらしい動きは見せていたので、そのうち出てくるかと考えていたらそのうちどころではなかった。

ヨーロッパの犯罪を操るレベルの凶悪なキャラクターで、ホームズと対象的な天才として描かれている。
ホームズ同様に、”シャドウゲーム”ができる人物であり(※シリーズの推理描写を、今作のサブタイトルから取って鳴海が勝手に呼称している)、前作以上にホームズを窮地に追いやるレベル。

極悪であることは十二分にわかるのだが、ホームズと対峙するシーンをもうちょっと増やしてほしかったというのが本心。

ラストは面と向かって”対局”を行うが、中盤に一度戦っても良かったかもしれない。
しかし、チェスのような物事の運びで、最後にチェックメイトをかけることを目指していたので、ガイ・リッチーの采配は正しかったと言うしか無い。

むしろ称賛。

何度見ても楽しい最強コンビ

ホームズとワトソン。
原作でも大好きなコンビだが、ロバート・ダウニー・Jrとジュード・ロウの二人は本当に最高。

どれだけ観ていても飽きないので、是非とも続編を作ってほしいと思いつつ、はや7年(※2018年12月現在)。

なんと、2020年にはこのコンビが再びスクリーンへ登場するという噂が!!!

まだまだ人生終わらせるわけにはいきませんな……。





「ワトソン!何個窓を開ければ気が済むんだ!  --シャーロック・ホームズ」

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