映画レビュー/概要

328本目 アンフレンデッド/Unfriended
2015年
監督:レヴァン・ガブリアーゼ
主演:シェリー・ヘニッヒ
評価:★★★


あらすじ
ネットを利用したいじめを受けたローラ・バーンズが、自殺をしてしまう。

それから一年後。
ローラと知り合いであった5人が何気なくチャットをしていると、見知らぬIDが参加していることに気づく。
退場させようとしても退場させることのできないそのIDを放っておいたが、徐々に参加を始め……。



ついにここまで来た!

ビデオを観れば呪われるし、呪われた家に入れば呪われるし、動画を観ても呪われるし、話を聞いても呪われるし……。

と、今までホラー映画では様々な呪われ方をしてきましたが、ついに最新のところまで来ましたね。
SNSを使って呪いを成就(呪いで成就って正しい使い方ではない気がするけれども)するパターン。

ネットを使ったいじめのせいで、呪い殺されてしまうというお話ですので、皆様学校や会社で陰湿や嫌がらせをするのは止めましょうね。

ちょっと悪ふざけをしただけなのに

泥酔していたローラを動画で撮ってそれをネットに投稿。
あまりにも恥ずかしい内容なのに、気にせずアップロードして楽しんだ彼らは、死後ローラに呪われてしまうことに。

映像としてはSkypeの映像と、SNSやPCを操作している画面だけでお送りするという、ネットやPCが進化したからこそ登場した映画と言えるでしょう。

これは利点でもあり欠点にもなり得るところなんですが、いつもの洋画ホラーのようにびっくりする怖さは正直この映画ではインパクトが薄いです。
その代わりに、凄惨な部分をまるで自分がパソコンで観ているかのように直視させられるところは、この映画ならではの楽しみではないでしょうか。

ツイッターでのお話なんですけれど

以前、ツイッターで #鳴海の一人でキネマ のレビューをしていたんですけど、ローラ・バーンズのアカウントにいいねされたんですよ。

流石にドキッとしましたよね。こういうところでも絡みが出てくる映画なんで、リアリティを出すと共に現実でしっかり恐怖を味わえる演出を用意しているあたり流石の制作陣。

ただ、本当にそれがネタとして仕込んだものだとわからない人は本気で怖がりそうな”演出”ですよね。

本当に演出であれば、の話ですけど。





「カウントダウンしてる……。  --ブレア・リリー」

#鳴海の一人でキネマ
#アンフレンデッド
#映画レビュー