映画レビュー/概要

327本目 ライト/オフ/Lights Out
2016年
監督:デヴィッド・F・サンドバーグ
主演:テリーサ・パーマー
評価:★★★★


あらすじ
電気を消すと現れる”何か”に怯える弟を救うべく、姉のレベッカは”何か”に対する謎を解こうとするが……。


電気を消すと現れる恐怖

皆さんは、家で寝る時電気を消して寝ますよね?
小さい頃、電気を消すのが怖かった方はいらっしゃいませんか?

その頃にこの映画が無くて良かったですよね。もっと怖くなっていたかと思います……。

暗い時だけ現れるという恐怖。
ホラー映画って暗がりに出てくるキャラも居れば、明るかろうが日中だろうが関係無く襲ってくるヤツが居ますよね。

今作は完全に陰キャです(文字通り)

ただ怖がらせるだけではなく

弟が”何か”見えるというので、お姉ちゃんがその問題に真っ向から対峙する今作。
ただの妄想かと思いきや、自分も見えるようになってしまったからさぁ大変。

母親に相談すると、なんだか不穏な雰囲気に……。

暗闇にしか登場しない何かで怖がらせるだけではなく、何故それが現れるのかを追う形になります。見方によってはサスペンスですねこれ。

とはいえ、昨今の洋画ホラーとしての驚きはしっかりと詰まっていますので、お化け屋敷に居るような雰囲気を味わいたい人にはピッタリのホラー作品です。


消して……点けて……消して……点けて……。

大抵、ホラー作品というのは暗いところからゆーっくりと現れるか、カメラアングルが変わるとそこからドバっと出てきて驚かせるのが通常です。

今作は明るい所には出てこない、という特徴がありますんで、電気のある無しが非常に重要になってきます。

電気が点いていると居ない。消すとそこに居る。また点けると居ない。消すとまだそこに居る。また電気を点ける。でも次には……。

と、いつ襲いかかってくるのか、そして次にはどこに現れるのかと想像してしまう恐怖があります。

『ライト/オフ』最大の魅力ですので、是非この恐怖を堪能してみてください。





「私にも”それ”が見える……。  --レベッカ」

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