映画レビュー/概要

329本目 ハリー・ポッターと賢者の石/Harry Potter And The Sorcerer's Stone
2001年
監督:クリス・コロンバス
主演:ダニエル・ラドクリフ
評価:★★★★★


あらすじ
両親の居ない赤子のハリー・ポッターは、叔父と叔母の住むダーズリー家に引き取られた。

10年が経ち、11歳の誕生日目前となったハリーの元に、”ホグワーツ魔法魔術学校”から入学許可証が届く。

入学を断固として反対する叔父と叔母であったが、ハリーの前に一人の大男が現れ……。


伝説的ファンタジー映画第一作目

昨今では、ファンタジー映画の代表作と言えば?と聞かれたら必ず答えるのがこの『ハリー・ポッター』シリーズ。

今では名前を知らない人は居ないんじゃないかと思うくらい有名な著者、J・K・ローリングが執筆をしたファンタジー作品ですが、第一作目が刊行されたのは1997年。

発売されると瞬く間に世界的ヒット作になったというわけです。
そこから映画化の流れができたのは言うまでもなく、一作目が刊行されてから4年後には劇場公開となるわけです。

執筆に至るまでにはかなり苦労があったそうですが、その苦労があったからこそ生み出されたのがハリー・ポッターであることを考えると、人の一生で何を生み出すのか、というのは本当にわからないものですね。

まるでそのままの世界

話が少し逸れたので戻しましょう。
この映画は原作を忠実に再現していると言っても過言ではない程にリアルです。

ストーリーも当然ながら、キャスティングがあまりにも神。

本の登場人物がそのまま画面に出てきたような、そう思ってしまうくらいには全員がハマり役です。
鳴海が珍しく知っている小説原作の映画ですが、本を読んだからこそ尚更このクオリティに圧倒されます。
そして登場したのは2001年ということで、CGはまだまだ成長を続けている途中の頃です。
今でこそ粗は勿論見えますが、その技術は魔法の世界を表現するのに十分だったと言えるでしょう。

ヒーローオリジンに近い形ですが、「ハリーが如何にして”ヤツ”と戦い魔法界の均衡を取り戻すようになったのか」くらいのイメージで観ると(どことなくスターウォーズ風味)、味わい深いものであることは間違いなしです。


必要な場面を必要なだけ

流石に本のそのままに、というのは2時間ちょっとで再現するのは非常に難しいところ。
監督であるクリス・コロンバスは、視聴者にとって必要な情報だけを、必要に応じてしっかりと伝えています。

このバランスが絶妙で、観ている間に一切退屈をしないという奇跡的な構成。

珍しく鳴海がファンタジーで褒めまくっていると思われる方もいらっしゃるでしょうが、本当に素敵な作品です。

2001年劇場公開した当初、怪獣映画やSF映画しか映画館で観ていなかった鳴海が心底楽しんだ映画です。それは今でも変わらずに好きなファンタジー映画の一作として数えられています。

ちなみに余談ですが、USJのアトラクション、最高です。
映画観てから行きましょう。





「スリザリン!!  --組み分け帽子」

#鳴海の一人でキネマ
#ハリー・ポッター
#映画レビュー