映画レビュー/概要

338本目 ハリー・ポッターと秘密の部屋/Harry Potter And The Chamber Of Secrets
2002年
監督:クリス・コロンバス
主演:ダニエル・ラドクリフ
評価:★★★★


あらすじ
夏休みに帰省したハリーの元に、屋敷しもべ妖精のドビーが現れる。
魔法学校に戻ることを頑なに拒むドビーであったが、ハリーは気にせず学校へ戻ろうとする。

しかし、いつもの扉が閉じられたままで、魔法界に行くことができない。
別口から行こうとするが、次々と邪魔が入り……。

王道ファンタジーの2作目

ハリー・ポッターと賢者の石』の続編となる秘密の部屋。
少し成長した登場人物達に加え、新キャラも登場。
新たな魔法も登場したり待ちに待った戦い(決闘クラブの下り)もあったりと、楽しめる要素目白押しです。

そういえば、闇魔術系の先生は毎度毎度個性溢れるメンバーばかりが来るわけですが、それは学校のしきたりなんでしょうか???

前作では世界観を知るというだけで非常に面白かったですが、今度は世界観の掘り下げて楽しむフェーズ。実際、前作とは違った過去との絡みがいくつもあって面白いですね。
と言っていて気づきましたが、ハリー・ポッターシリーズは大体過去とは切っても切り離せない因縁の相手と戦い続けるので、そもそもそういうものか。

秘密の部屋の正体

さぁ、ネタバレのお時間です。

このブログを読む人は基本的に知っているか観たことがある人が中心だと思っているので、ここから書くことで何か負の要素になることはあまり無いと思うんですが、一応の警告です。

今回でハリーが蛇語を話せたり、アズカバンという単語が出てきたりと、今後に続く要素盛り沢山です。
ただ、誰にでも想像できたこと?かもしれない点としては、リドルがヴォルデモート卿であるという部分。

別にサスペンス的な謎解きをハリー・ポッターに求めているわけではないのでそれが悪かったかというと特に何もないんですが。
ただ、一作目同様復活したさ前回なヴォルデモート卿はどうしてこうも回りくどく復活しようとしたがるのかなーとは思っちゃいますね(笑)

賢者の石はわかりやすく命を得られるので納得なんですが、秘密の部屋に関してはあれこれ巡り巡ってのことなので、悪役らしく急がば回れ(本当に遠いやつ)をやったのかなと。
昨今の悪役はもっと複雑なので、それに比べれば全然シンプルな方か……。

ロンの顔芸

今作で更に楽しくなった点は、個人的にロンの顔芸です。
ハーマイオニーとの絡みだけではなく、ハリーと一緒に居る時にピンチになれば彼のご尊顔を拝見できます。

別に秘密の部屋に限った話ではないかもですが、後半になればなるほどシリアステイストが一層濃くなっていくので、これくらいの時期に観る顔芸がちょうどいいです。

ちなみにこの顔芸って表現は決してマイナス表現ではなく、あくまでロンの演技に対するものです。
決してただただネタにしようとかって思っているものでもありません。

何度観ても飽きないんですから、彼の演技は最高ですよ、はい。





「ハリー・ポッターはホグワーツへ戻ってはなりません。  --ドビー」

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