映画レビュー/概要

336本目 パラノーマル・アクティビティ 呪いの印/Paranormal Activity:The Marked Ones
2014年
監督:クリストファー・B・ランドン
主演:アンドリュー・ジェイコブス
評価:★★


あらすじ
18歳の誕生日を迎えたジェシーの腕に、歯型のような跡が現れる。
それから奇妙な出来事が起き始めたので、カメラで撮影を行ったところ、恐ろしい事態が……。

※今回はラストについて露骨に触れます。



またまたまた一作目と直結

パラノーマル・アクティビティ』から数えていよいよ6作目。
POVホラーが量産されているこのご時世に「我こそが原点ぞ」と言わんばかりに続くこのシリーズ。
パラノーマル・アクティビティ4』の続きではなく、なんとこれまた1作目との結びつきの強い作品となりました。

ただ、登場人物はまたまた新しい方々で、いきなり出てきた歯型状の何かが身体に出てから、異変が続き始める……というもの。

さて、今回はどういったPOVホラーを展開してくれるのやら。

流石に飽きてきた

ホラー演出はいつもどおりで、音を使い驚かせ、”彼”によって驚くべき事象が起こる。
もはやテンプレ化した流れに飽き飽きしているのは鳴海だけではないはず。

「絶対に行っちゃダメでしょそこは!!」っていう場所に行く時はちょっと怖いですけどね。
変な黒目の人がいきなり出てきたりするので、そんなのびっくりするに決まってるじゃん!ていうシーンもいくつか。

悪魔崇拝的な集団が居るということが3作目以降で露骨に強調され始めましたが、今作はそこの下りをもっと掘り下げた形になります。

結局何をどうしたいのかをきっちりハッキリしてくれないのも相変わらずなので、私達は一生このシリーズを追うしかなさそうです。

そういえば、終盤で思いっきりバイオ4ちっくな展開になりましたね。
いつぞや「バイオ4みたいなアクションにしたら面白いのでは?w」なんて言いましたが、実際楽しんで観ていました(笑)

ホラーシーンよりもそっちの方が緊張感あって面白かったんですよね。
結局の所、こんなに悪魔崇拝集団が出てきているので、いっそどんぱちやってくれた方が楽しめるという。

ホラー映画としては本末転倒になりますけど。

ファンサービスエンド

なんでまたそこに直結するようにしようとしたかも理解不能なんですが(意図せず通じていたって説もゼロではないですが、それにしても……)、一作目のラスト付近へとタイムトラベルしてしまいます。

別視点で、1作目のあの暗がりで何が起きていたのかが観られるのは楽しいという方もいらっしゃいますが、唐突すぎて鳴海はポカーン。
エンドクレジットの部分で整理を付けようとしてもできないくらいだったんですけど、すぐに「何故ここと通じていたのか」を理解できた方はいらっしゃいますかね???
もしわかった人が居たら是非ご一報下さい。

とまぁ、鳴海のようにシリーズとしてとりあえず最後まで観る”呪いの印”を付けられた方は、次の5も観ることになるわけです。

一体、どのような結末が待っているのか。





「”彼”が待っている。  --???」

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