321本目 ダブル・ミッション/父親業とスパイ業に追われるジャッキーをレビュー
映画レビュー/概要
321本目 ダブル・ミッション/The Spy Next Door2010年
監督:ブライアン・レヴァント
主演:ジャッキー・チェン
評価:★★★
あらすじ
普段は冴えないセールスマン。
裏では中国から来たCIAエージェント。
表裏を繰り返す彼は、シングルマザーである恋人の子どもたちから好かれずに悪戦苦闘していた。
そんな子どもたちが、機密情報が詰まったPCをあれこれと触ってしまい……。
何よりOPが神
シリーズとして関連があるわけではないが、OPの中でジャッキーの過去作の名場面がいくつも流れる。物語の設定上、彼が若い頃の活躍として流れるわけだが、これがまたジャッキー好きにはたまらないものばかり。
鳴海もジャッキー映画を観てかれこれ20数年になるわけですが、小さい頃から慣れ親しんだジャッキーが、こういうアットホーム(?)な映画を作るようになったことを思うと感慨深いものがありますね……。
家庭か、仕事か
大人になり、家庭を持つor恋人を持つと必ずしも出会うであろう局面。家庭(恋人)か、仕事か。
あれだけCIAエージェントとして仕事をこなしてきたジャッキーも、恋人の子供達には簡単に受け入れてもらえない。
というのも、表向きにはただの冴えないセールスマン。そんな男と結婚するなんて嫌だ!と子どもたちが言うもんだからさぁ大変。
嫁と姑とも違う困難がジャッキーに降りかかる。
果たして彼は、世界の平和を守りつつ、恋人とゴールインできるのか!?
というお話ですが、ストーリーは結構シンプルです。
ジャッキーらしい飛び降りシーンもありつつ、スピード感のあるアクションも健在。
ただ違うのは、子どもたちに気に入られようと頑張るジャッキーがあるだけ。
そんなジャッキーを観ているとなんだか虚無感が生まれるのはなぜ……?
子供をバディ(相棒的立ち位置)とする作品はあまり記憶に無いので、新鮮といえば新鮮ですね。
こういう一面が見えるのも悪くないかもです。
テンプレート悪役
正直、ジャッキーの前では”国際テロ組織”であろうが、”地域を牛耳るドン”であろうが、”連続殺人鬼”であろうが関係無いんです。殴られて蹴り飛ばされて、手に入れたものはなんでも活用して武器にしてしまう。
何も彼には渡してはいけないんです。
例えサイバー化が進もうとも、どんな武器や仕掛けがあったとしても、ジャッキーの前ではコメディと危険を合わせてくぐり抜けて終わり。
悪役たちはいつもと変わらぬやられ方をして終了していきます。
良く言えばシンプルにいつものジャッキー。
悪く言えばテンプレ化されたジャッキー。
なので今回は★3つにて評価しています。
ただ、一度は鑑賞してもいいアクション映画だと思います。
ジャッキー入門編としてもオススメしやすい一作。
「朝ごはんどうぞ。 --ボブ・ホー」
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