映画レビュー/概要

340本目 ハリー・ポッターと炎のゴブレット/Harry Potter and the Goblet of Fire
2005年
監督:マイク・ニューウェル
主演:ダニエル・ラドクリフ
評価:★★★★


あらすじ
ハリーが4年となり、学校では100年ぶりに開催される三大魔法学校対抗試合に参加することになる。

代表選手として選ばれたハリーは、最も過酷な競技を次々とこなすことになるが、その一方で闇の勢力が動きを見せ始める……。


王道ファンタジーの4作目

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』の続編となる炎のゴブレット。
一作目から各キャラを演じていた俳優陣もすくすくと育ち、大人になっていく過程を我が子を観るように鑑賞することになる。

・別の魔法学校はどんな生徒が居るのか?
・成長したハリー達がどんな生活を送っているのか?
・ついに現れるカリスマ悪役はどんな人?

などなど、これまた新しい一面を様々に見せてくれるハリー・ポッター。
こういう楽しみがあるからシリーズを追っちゃうんですよねぇ。

しかしながら、前作から徐々に見せ始めたダークな雰囲気ですが、今作ではより一層深くなっていきます……。

思春期特有のやつ

ロンとハーマイオニーは将来くっつくのか!?
という論争はいつから繰り広げられていたんでしょうね。

そういうカップリングがどこかではあるでしょうけど、そこはそういう世界があるということで置いておきますが。

ハリーもロンもハーマイオニーも徐々に色気づき、青春な感じのストーリーが今作では語られます。
年相応だし、そりゃそういうこともあるよね!ってな具合で進むわけですが、3人が喧嘩する下りは本当に胸が痛い……。
4作目ですが、小さい頃から観ている仲の良い三人組が喧嘩をすると、家族が喧嘩しているような感覚になりますね。

三大学校対抗戦も面白いですし、上述の青春を感じさせる要素をうまいこと昇華させていくわけですが、それより何より楽しみなのは奴が現れること。

お辞儀をしろ!!

ハリー・ポッターと賢者の石』以来、不完全な姿のヴォルデモート卿しか観てこなかった我々が、呆気にとられた悪役がついに全身有りで登場。

登場してダース・ベイダーとかジョーカーみたいなカリスマ性を発揮するのかと思いきや、意外と紳士な一面を見せるヴォルデモート卿。もちろん、カリスマ性はありますけど、まさかの紳士キャラで呆気に取られましたね。

強さも折り紙付きなんだろうなーと思ってたんですけど、やっぱり復活したてなのでちょっと控えめでしたね。

伝説的な悪役なので、もっと圧倒的な強さを誇っても良かったのでは?と思いますが、皆さんはどうだったでしょうか。
鳴海としてはこれからのヴォルデモート卿の活躍に注目です。


というわけで、炎のゴブレットはついに宿敵が現れたということもありテンションアップ要素が高いファンタジー作品になりました。
個人的には評価としてシリーズ中の上位に入れたい作品です。




「お辞儀をするのだ!ポッター!!  --ヴォルデモート卿」

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