346本目 ターミネーター4/ついに描かれる”審判の日”以降の世界をレビュー
映画レビュー/概要
346本目 ターミネーター4/Terminator Salvation2009年
監督:マックG
主演:クリスチャン・ベール、サム・ワーシントン
評価:★★★
あらすじ
”審判の日”によって、人類の大半が命を落とすことになった。
2018年、ついに機械軍は人類を殲滅すべく行動を起こそうとする。
人類側は相手の作戦を逆手に取り、機械軍の中枢を叩こうとする。
だが、その作戦を止めようとする男が一人。
名前はジョン・コナー。
人々の間で”救世主”と呼ばれる男であった……。
審判の日
結局『ターミネーター3』にて審判の日が確定してしまった後日譚。一応監督的に言うと別物語とされているけれど、ジョンの妻となるケイトが登場していたり、審判の日がT3の2003年?とされているなど、類似点が多い。
今回はいつものように、マシーンが過去に遡ってくるというものではなく、実際に未来の世界を描いています(舞台が2018年なので、このブログを記述している1年前。いやー、次々と映画で繰り広げられる世界を追い越してしまいますな……)。
父親となるカイルがまだ小さい頃なので、不思議な感覚になりますよね。
今作は今作で賛否両論
鳴海としての意見を率直に言いましょう。今作については概ね肯定的です。
・今まで詳細に描かれていなかった”審判の日”以降を描いている。
・形はともあれ、ジョンとT-800の初対面が胸アツ。
・終末感溢れる雰囲気が良い。
などなど、楽しめる要素が多いからです。
反対意見として出てくる「いつものターミネーターらしさが無い」「シュワちゃんが居ない!」「マーカスの下りそんなに要らない!」などがありますけれど、逆に4作目まで同じような展開になっても面白くないし、マーカスは人の心とはなんたるかについて触れるためのキャラとして必要なので、こういった部分も肯定的に捉えています。
シュワちゃんは、ねぇ?(笑)
とはいえ、確かに序盤と中盤がマーカスの下りや人間側のめんどくさい論争が続くのでちょっとだれてきてしまうのも確か。
そこらへんを差し引いても、わりと楽しめるかとは。
カイルの脱出劇
やはりテンション上がるのはジョンとT-800の戦闘。この戦いによって、彼のシンボル的な顔の傷が付くわけです。
まだ子供であるカイルを救うために、大人になったカイルの子供であるジョンが父親を助ける、という文章を書いていてわけがわからなくなる事象を観られるんですから、タイムトラベル要素好きにとっては最高の題材ですよね。
ここから更に戦いは続き、ジョンはカイルを過去に送るようになるわけです。
今作を観ると過去作を観たくなる要素満載なので、シリーズを追っている人には是非観ていただきたいですね。
とはいえ、逆に言うと観ていないとピンとこないことが多いかもなので、知らない人は(いきなり四作目から観る人も居ないでしょうけど)過去作をしっかり観てからこちらを鑑賞してください。
「お前は何者だ!! --ジョン・コナー」
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