映画レビュー/概要

326本目 バイオハザード:ザ・ファイナル/Resident Evil: The Final Chapter
2016年
監督:ポール・W・S・アンダーソン
主演:ミラ・ジョヴォヴィッチ
評価:★


あらすじ
アリスが目を覚ますと、そこは荒れ果てたワシントンD.Cであった。
ウェスカーの罠に嵌められ、一人取り残されたアリスであったが、人工知能”レッドクイーン”と再び遭遇。

人類が滅ぶ直前であることを告げられたアリスは、アンブレラ社が極秘に開発をしていたという、世界を救う抗-ウイルス剤を手に入れるために動き出す。

これは、アリスの最後の物語。



実写バイオハザードシリーズ最終作

バイオハザード5 リトリビューション』の続編となる、シリーズ第六弾にして最終作。
前作の最後で最終決戦の様相を呈していたが、それが無かったことにされたかのような続き。

折角、映画オリジナルで今までのキャラクター総出演の最終作が観られるかと思いきや、画面は暗いしアクションもカメラぶれぶれでよくわからないしで、最低限のアクション映画としても観にくい始末。

こうなってしまうくらいなら、あれで終わってくれても良かったような……。

どちらかというとシリーズ一作目を意識

バイオハザード2 アポカリプス
バイオハザード4 アフターライフ
バイオハザード5 リトリビューション
上記三作は、原作のゲームシナリオとキャラクターを意識して制作されましたが、今作は完全にオリジナル路線。
それがダメっていうことは決して無いんですけれど、前作まで登場したキャラクターがどうなったのかが一切語られていないというのが腑に落ちない。

クリスは?レオンは??ジルは???

ジルに至っては5のラストで一緒に居たのにまっっったく触れられない。
どういうこっちゃ……。




シナリオはもはや突っ込む気もなく

3のラストで死んだと思われたアイザックス博士が今回の黒幕として動くわけですが、5で散々キャラを再利用し倒したと思いきや、ラスボスまで使いまわし。

4でめちゃめちゃかっこいいアクションを見せてくれたウェスカーは回想シーンとちょっとした指示出しして終了。
これはもう原作ファン激怒っすよ……。

今更のアンデッド軍団の群れを見せられてもそんなに驚きも無いですし、シリーズの集大成として機械チックなアイザックス博士がちょっと強めだけど、結局いつものレーザービームオチになってしまうので、一回観たらもういいやってなってしまいます。

ゾンビ映画としてもそんなに怖くない(というか、見えなさすぎてよくわからないので)、ストーリーもあまり、アクションもわからずと残念な結末。

唯一の朗報は、実写版バイオハザードがリブートされる予定ということでしょうか。。。





「助けてくれ……。  --アルバート・ウェスカー」

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